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イエメンで爆発 “政権派と反体制派双方狙う”声明
10月7日 6時00分

内戦状態に陥っている中東のイエメンで、6日、ホテルやモスクなどで相次いで爆発が起きて、合わせて22人が死亡し、過激派組織IS=イスラミックステートを名乗る組織が、政権側と反体制派の双方を狙って自爆攻撃を仕掛けたとする声明を出しました。
イエメンでは、首都サヌアを掌握したイスラム教シーア派の反体制派とハディ政権が激しい戦闘を続け、内戦状態に陥っています。
南部の都市アデンで6日、バハーハ首相や閣僚が滞在し、政権が拠点にしているホテルや、政権を支援するUAE=アラブ首長国連邦などアラブ連合軍の部隊が駐留する建物で、相次いで爆発が起きました。首相や閣僚は無事でしたが、政権の部隊やUAEの兵士など合わせて15人が死亡しました。
また、反体制派が掌握している首都サヌアでも、6日、モスクで爆発があり、7人が死亡しました。
これについて、過激派組織ISを名乗る組織がツイッターを通じて、政権側と反体制派の双方を狙って自爆攻撃を行ったとする声明を出し、攻撃を行ったメンバーの写真などを掲載しました。
イエメンでは、政権側と反体制派による内戦の混乱に乗じて、ISなどの過激派組織がさらに活動を活発化させていて、情勢がますます不安定になることが懸念されています。

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