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梶田さん「宇宙の不思議解明は素朴な喜び」10月7日 4時35分
ことしのノーベル物理学賞に選ばれた、東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章さんは、7日未明、NHKの単独インタビューに応じ、「宇宙にまつわる不思議や疑問を解き明かしていくのは素朴な喜びです」と話しました。
梶田さんは6日夜、東京大学の本郷キャンパスでノーベル物理学賞の受賞決定を受けた記者会見を行ったあと、NHKのインタビューに応じました。
この中で梶田さんは、素粒子のひとつ「ニュートリノ」に質量があることを世界で初めて観測によって証明し、これまでの素粒子物理学の定説を覆したことについて、「本当に幸運だったと、素直に思っています。たまたま、カミオカンデの実験に参加し、たまたま、今回の対象となった観測のデータを真剣に見たことから、すべてが始まった」と述べ、これまでの研究を振り返りました。
また、「今回の発見は、現在の素粒子の理論の枠に収まらない、理論を越える物理学の世界があることを、実験的に示したことは大きい。いくらいい理論を考えても、間違いがあるかもしれない。実験事実で裏付けられることがものすごく重要だと思う」と述べ、みずからが力を入れてきた実験の重要性を強調しました。
そのうえで、宇宙の謎解きの面白さについて、「宇宙の物質の起源を解明できるのでないかという大きな期待が出てきています。宇宙にまつわる不思議や疑問を解き明かしていくのは素朴な喜びです」と述べました。
この中で梶田さんは、素粒子のひとつ「ニュートリノ」に質量があることを世界で初めて観測によって証明し、これまでの素粒子物理学の定説を覆したことについて、「本当に幸運だったと、素直に思っています。たまたま、カミオカンデの実験に参加し、たまたま、今回の対象となった観測のデータを真剣に見たことから、すべてが始まった」と述べ、これまでの研究を振り返りました。
また、「今回の発見は、現在の素粒子の理論の枠に収まらない、理論を越える物理学の世界があることを、実験的に示したことは大きい。いくらいい理論を考えても、間違いがあるかもしれない。実験事実で裏付けられることがものすごく重要だと思う」と述べ、みずからが力を入れてきた実験の重要性を強調しました。
そのうえで、宇宙の謎解きの面白さについて、「宇宙の物質の起源を解明できるのでないかという大きな期待が出てきています。宇宙にまつわる不思議や疑問を解き明かしていくのは素朴な喜びです」と述べました。