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TPP閣僚会合 共同会見で大筋合意を発表10月5日 22時30分
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TPP=環太平洋パートナーシップ協定の閣僚会合の共同記者会見が開かれ、議長国アメリカのフロマン通商代表は、開始から5年、日本が参加してから2年に及んだ交渉が大筋合意したと発表しました。
アメリカ南部のアトランタで行われているTPPの閣僚会合は、5日、最終日を迎え、日本を含む交渉参加12か国は、日本時間の5日夜、全体会合を開きました。
このあと、5日午後10時すぎから閣僚会合の共同記者会見が開かれ、議長国アメリカのフロマン通商代表は「『TPPの交渉を成功裏に終結させることができた』と発表できることを喜ばしく思う」と述べ、交渉が大筋合意したことを発表しました。すると会場の交渉官らから大きな拍手が起こりました。
そのうえで、フロマン代表は「5年以上に及ぶ集中的な交渉の結果、アジア太平洋地域で、雇用を創出し、持続的な成長を生み出し、技術革新を促進する合意に至ることができた」と述べました。
さらに、「この合意は貿易や投資の自由化を進めるだけなく地域が21世紀に直面している課題に対応するものだ」と述べ、TPPは歴史的な合意だとして意義を強調しました。
このあと、5日午後10時すぎから閣僚会合の共同記者会見が開かれ、議長国アメリカのフロマン通商代表は「『TPPの交渉を成功裏に終結させることができた』と発表できることを喜ばしく思う」と述べ、交渉が大筋合意したことを発表しました。すると会場の交渉官らから大きな拍手が起こりました。
そのうえで、フロマン代表は「5年以上に及ぶ集中的な交渉の結果、アジア太平洋地域で、雇用を創出し、持続的な成長を生み出し、技術革新を促進する合意に至ることができた」と述べました。
さらに、「この合意は貿易や投資の自由化を進めるだけなく地域が21世紀に直面している課題に対応するものだ」と述べ、TPPは歴史的な合意だとして意義を強調しました。
経済再生相「21世紀の世界のルールに」
甘利経済再生担当大臣は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の閣僚会合で大筋合意に達したことを受けて行われた共同記者会見で、「われわれ12か国のルールは、21世紀の世界のルールになっていく。複数国が参加を待っており、雪崩が起きるように次から次へと参加が広がっていくはずだ」と述べました。そのうえで、甘利大臣は「われわれのルールが世界に広がるに従って、世界がより豊かで相互依存関係が強くなる。つまり、これは経済の安全保障であると同時に、間接的に、安全保障にも、地域の連帯と平和にもつながっていく重要な試みだ」と述べ、TPPの意義を強調しました。
米通商代表「議会が求める力強い合意」
TPPの閣僚会合を終え、共同記者会見で議長国アメリカのフロマン通商代表は「TPPの交渉を成功裏に終結させることができた。この合意は貿易や投資の自由化を進めるだけなく地域が21世紀に直面している課題に対応するものだ」と述べ、TPPは歴史的な合意だとして意義を強調しました。
TPPが正式に発効するには議会の承認など各国の国内手続きが必要になりますが、アメリカでは与党・民主党の多数が自由貿易には慎重なほか、野党・共和党の中にも譲歩した内容の合意ならば賛成しないという意見もあります。このため、これから来年にかけて行われる協定の承認手続きでは、激しい議論も予想されます。
フロマン通商代表は、記者会見で「この合意は重要な一歩で、このあと議会に今回の協定の中身を詳しく説明していくが、議会が求める力強い合意だと理解してくれると信じている」と述べ、議会の承認を取り付けるため、直ちに対応を始める考えを示しました。
TPPが正式に発効するには議会の承認など各国の国内手続きが必要になりますが、アメリカでは与党・民主党の多数が自由貿易には慎重なほか、野党・共和党の中にも譲歩した内容の合意ならば賛成しないという意見もあります。このため、これから来年にかけて行われる協定の承認手続きでは、激しい議論も予想されます。
フロマン通商代表は、記者会見で「この合意は重要な一歩で、このあと議会に今回の協定の中身を詳しく説明していくが、議会が求める力強い合意だと理解してくれると信じている」と述べ、議会の承認を取り付けるため、直ちに対応を始める考えを示しました。