今週末はスプリンターズS、いよいよ秋のG1戦線が開幕を告げます。
スプリンターズS(G1・中山芝1200)
スプリンターズS(G1・中山芝1200)
10:33.3-34.1=1'07"4
1着(7)ウルトラファンタジー2-1(33.3-34.1=1'07 "4)
2位入線(2)ダッシャーゴーゴー10-6(33.9-33.5=1'07 "4)55
2着(14)キンシャサノキセキ9-6(33.7-33.9=1'07 "6)57
3着(3)サンカルロ15-12(34.1-33.6=1'07 "7)57
11:33.0-34.4=1'07"4
1着(10)カレンチャン6-6(33.6-33.8=1'07 "4)55
2着(3)パドトロワ2-1(33.1-34.6=1'07 "7)57
3着(14)エーシンヴァーゴウ4-3(33.4-34.3=1'07"7)55
12:32.7-34.0=1'06"7
1着(16)ロードカナロア8-9(33.3-33.4=1'06 "7)57
2着(14)カレンチャン5-5(33.1-33.7=1'06 "8)55
3着(3)ドリームバレンチノ8-9(33.4-33.5=1'06"8)57
13:32.9-34.3=1'07"2
1着(10)ロードカナロア7-5(33.4-33.8=1'07 "2)57
2着(7)ハクサンムーン1-1(32.9-34.4=1'07 "3)57
3着(5)マヤノリュウジン5-5(33.3-34.0=1'07 "3)57
14:33.7-35.1=1'08"8 ※新潟施行
1着(18)スノードラゴン11-10(34.9-33.9=1'08"8)57
2着(9)ストレートガール9-10(34.7-34.2=1'08"9)55
3着(13)レッドオーヴァル5-5(34.4-34.5=1'08"9)55
「電撃の6ハロン」と表現される、急流のスプリントG1。厳しい流れ+ラスト急坂の中山と来れば、底力を武器にする差し馬の台頭を思わせますが、近年は馬場の高速化を背景にスピード馬の"前残り"が基本となっています。
中山施行の10〜13年の平均ラップは「33.0-34.2=1'07"2」と一応”前傾ラップ”ではありますが、それこそ1990年代は半分の5回が「テン32秒台→上がり35秒台」だった(※注:99年までは12月開催3週目の施行で、馬場条件も大幅に違いました)のと比べると、前傾度合いはかなりマイルドになっている印象。その結果「4角6番手(タイ)以内」の馬がこの4回の馬券絡み12頭中10頭を占め、特にテン32.9以上掛かった10・11・13年の3回に関しては9頭全てがこれの該当馬となっています。更にこの3回は全て「4角先頭馬」が連対していますので、急流+急坂のG1とはいえ今や基本は「前残り」のレースと言っていいのではないでしょうか。
「電撃の6ハロン」と表現される、急流のスプリントG1。厳しい流れ+ラスト急坂の中山と来れば、底力を武器にする差し馬の台頭を思わせますが、近年は馬場の高速化を背景にスピード馬の"前残り"が基本となっています。
中山施行の10〜13年の平均ラップは「33.0-34.2=1'07"2」と一応”前傾ラップ”ではありますが、それこそ1990年代は半分の5回が「テン32秒台→上がり35秒台」だった(※注:99年までは12月開催3週目の施行で、馬場条件も大幅に違いました)のと比べると、前傾度合いはかなりマイルドになっている印象。その結果「4角6番手(タイ)以内」の馬がこの4回の馬券絡み12頭中10頭を占め、特にテン32.9以上掛かった10・11・13年の3回に関しては9頭全てがこれの該当馬となっています。更にこの3回は全て「4角先頭馬」が連対していますので、急流+急坂のG1とはいえ今や基本は「前残り」のレースと言っていいのではないでしょうか。
これと同じ文脈でもう一つ見逃せないのは、この間の馬券絡み12頭のうち6頭、特に前述の10・11・13年の9頭のうち6頭が、「3角→4角の間で通過順を上げている」ということです。
即ち「直線一気が難しい」ぶん、コーナーで加速しながらポジションを上げられる器用なコーナリングが重要な武器となっているのでしょう。逆に言えばこの”武器”を持っていれば早めに捲って台頭の可能性があるので、「前残り有利」だからといって差し馬を完全に無視もできないのが悩ましいところ。例えば同じ「最も勝っているのは7F戦の後方差し馬だから基本的には忙しいが、急坂6F重賞も勝っている」ウリウリとサクラゴスペルの2頭では、実際今年の急坂6F重賞2回で「共に3→4角でポジションを上げている」前者と「共に3→4角でポジションを下げている」後者という対比から、資質的にウリウリが優位になるでしょう。
結局「前有利だが、コーナーでポジションを上げられれば捲りも届く」となると、前も後ろも人気馬を総じてカバーすることになりかねないので、馬場傾向もしっかり織り込みつつ、ある程度は”根拠のある割り切り”が必要となりそうです。
例えば「一昨年のこのレース3着の実績があり、その後テンのスピードは落ちて来たが、前哨戦のセントウルSで外を回して3角12番手→4角11番手と僅かにポジションを上げラストもNo3タイの上がりで5着と復活の兆しを見せたマヤノリュウジン」などは、”根拠のある”穴馬として絶好の狙い目だったのですが、残念ながら賞金順でほぼ確実な除外対象。こういう馬を上手く見付けて絡めつつ、秋初戦をしっかり検討したいと思います。
【告知】
今秋も一部の方のご要望に応えまして、「半笑いの予想」 から「秋のG1予想パック」をリリースさせて頂きました。近年レギュラー予想ではマイナスですが、勝手ながら分析自体には自負と自信がありますので、しっかり頑張ります。
予想提供レース:秋華賞・菊花賞・天皇賞秋・エリザベス女王杯・マイルCS・ジャパンC・チャンピオンズC・阪神JF・朝日杯FS・有馬記念
※なお10月2日(金)15時までにご入金を完了された方には、早期入会特典として10月4日(日)のスプリンターズS予想もあわせて配信させていただきます。
詳しくはこちら→ http://hanwarai.net/g1.php