中国の「ハードランディング」はないだろう-ブラックストーンCEO
2015/10/06 09:48 JST
(ブルームバーグ):代替資産運用で世界最大手、米ブラックストーン・グループのスティーブ・シュワルツマン最高経営責任者(CEO)は5日、中国の景気減速がリセッション(景気後退)につながることはないとの見方を示した。中間所得層の物品需要が引き続き強いためだとしている。
同CEOはブルームバーグとのテレビインタビューで、「ある種の物品に対する消費者需要、ミドルクラスの需要がかなり良好だ」と指摘。「中国が『ハードランディング』しつつあるのかどうか、リセッションなのかどうかをめぐりほとんどパニック状態だが、私はそうしたことは起こらないと考えている」と語った。
中国の成長鈍化に伴い商品相場は低迷し、ブルームバーグ商品指数はここ1年間で25%低下した。シュワルツマンCEOは需要が回復するまで生産側は「厳しい現実」に直面すると説明。「商品の問題は約50%が中国に向かうということだ。インフラ建設という点で中国は減速した。需要が軟化し供給が増えるなら、スーパーサイクルは終わりだ」と語った。
原題:Blackstone CEO Schwarzman Doesn’t See China ‘Hard Landing’ (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Devin Banerjee dbanerjee2@bloomberg.net
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更新日時: 2015/10/06 09:48 JSTニュース一覧
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