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米政府関係者 ロシア空爆標的に米支援の反政府勢力10月2日 6時11分
内戦が続く中東シリアでロシアが過激派組織IS=イスラミックステートを狙って実施したとしている空爆について、アメリカ政府の関係者は、標的のなかにアメリカの支援を受けてアサド政権に抵抗している反政府勢力が含まれていたと指摘し、批判を強めています。
これは、「ニューヨーク・タイムズ」や「ウォール・ストリート・ジャーナル」などアメリカの主要メディアが匿名の政府関係者の話として相次いで報じたものです。それによりますと、ロシア軍が先月30日シリア国内で実施した空爆の標的のなかに、反政府勢力の拠点が含まれており、この勢力は、2013年からアメリカの情報機関CIAを通じて極秘に訓練や武器の提供を受けアサド政権に抵抗していたと指摘しています。
また、アメリカ議会上院のマケイン軍事委員長も主要メディアのインタビューで「アメリカが支援する勢力が空爆を受けた」と述べ、ロシアへの批判を強めています。
これに対してロシア国防省は、空爆の標的はあくまでもISで対テロが目的だと強調しており、空爆を巡るアメリカとロシアの対立が鮮明となるなか内戦が泥沼化するシリア情勢はますます複雑さを増しています。
また、アメリカ議会上院のマケイン軍事委員長も主要メディアのインタビューで「アメリカが支援する勢力が空爆を受けた」と述べ、ロシアへの批判を強めています。
これに対してロシア国防省は、空爆の標的はあくまでもISで対テロが目的だと強調しており、空爆を巡るアメリカとロシアの対立が鮮明となるなか内戦が泥沼化するシリア情勢はますます複雑さを増しています。