Philipsがスマート電球のラインアップにHomeKitに対応したHue Bridge 2.0を追加
Philipsはスマート電球Hueの製品ラインアップにAppleのHomeKitフレームワークの対応版を加えた。これまでのブリッジはHomeKitに対応していないため、既存のHueユーザーは、HomeKitに対応している新しいブリッジを購入しなければならない。注意点を伝えたところで、新しいブリッジは何ができるかを見ていこう。
iOSユーザーなら、HomeKitで自宅のインターネットに接続できるモノの使い方が変わることになるだろう。まず、HomeKitに対応する端末はSiriで操作することができる。さらに、端末のグループを作ることができる。例えば、ガレージの扉と電球をグループにすると、ガレージの扉を開けたり閉めたりするのと同時に電球が自動で点灯するように設定できる。
現状、PhilipsのHueアプリはSiriからの操作する機能にしか対応していない。Hueの電球を他のプロダクトと組み合わせて操作することはできない。ただ、今後のソフトウェアアップデートでそれも更新されるかもしれない。他の製品にHomeKitのペアリングに対応しているモノがあれば、その製品のアプリからHueの電球をグループに加えることはできる。
HomeKitに対応するデバイスのメーカーには、ecobee3、Elgato、iHome、Insteon、Lutron、iDevices、Schlageなどが含まれている。他のメーカーもソフトウェアのアップデートとハードウェア製品の開発に取り組んでいるところだ。
新しいHueブリッジをインストールし、アプリをアップデートしたら、明かりをカスタマイズするいくつかの指示をSiriに伝えることができる。例えば「Hey Siri、全ての電球を黄色にして」とか「Hey Siri、リビングの灯りを20%に設定して」といった具合だ。
Hueブリッジ 2.0 の価格は60ドルで、既にHueを利用しているユーザーは20ドル安い価格で購入できる。10月6日からスタンドアローンの製品、あるいはHueの電球が一緒に入ったセットを発売する。
既存のブリッジがHomeKitと連動しないのは、ハードウェアの制限によるものだ。新しいブリッジに追加された機能はないが、アプリのアイコンを模した形で、白い外観は以前と変わらない。
アップデートしたカラー電球はこれまでの600ルーメンから多少明るい800ルーメンになった。白い電球も750ルーメンから800ルーメンと明るくなっている。LightStrip(テープ状の電灯)もアップデートしている。また、これらの全ての電球の内部容量も増加しているそうだ。何故電球の内部容量を増やす必要があるのかは分からないが。
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