『おすすめの○○ランキングベスト100』などの、おすすめ系ランキングがブログ界隈を少しだけ賑わせているようですが、僕も以前からこういったランキングには疑問を感じておりました。
ども、ぬら ひかる(@hikaru_nura)です。
どのような疑問かといいますと・・・
ランキング付けて100個もおすすめされたところで、おすすめされるべきターゲットは読まないでしょ?
ってことなんです。『おすすめ』するくらいですからターゲットは、漫画であれば作品を未読の人、音楽なら未視聴の人になると思うんですけど、そういう人たちにランキング形式で膨大な量をお勧めしたところで、これはもう断言できますが読みません。
じゃあ、どのような人が読んでいるのかというと『少なからず該当ジャンルに興味や知識のある人たち』でして、彼らは、好きな作品が何位にランクインされているのか? どう評価されているのか? 自分の価値観を重ね合わせながら『おすすめランキング』を見ています。だから、「あれが入ってない」などの批判が生まれるのですが、まぁその話はいいです。
僕が言いたいのは、本当にお勧めしたい作品やモノがあるならもっと厳選して紹介しろってことなんです。理想は1つ、多くても3個くらい。少ない数を深く紹介するほうが、『お勧めされる側』の人間の心を揺さぶるに決まっているんですよ、感情的に考えて。
例えば、僕は音楽に興味が全くないわけですが、『これだけは絶対に聴いておくべきジャズピアニスト!』を1人紹介されたら、内容次第では聴くと思います。少なくとも名前くらいは覚えます。偶然、街で見かけたら、「あっ」くらいは言わせていただきます。
反対に、『おすすめのジャズピアニストベスト100』なんて紹介されたら、まず読まないでしょうし、万が一読んだとしても87位のピアニストの演奏は死ぬまで聴かないでしょうね。もはや何のために87位に存在しているのか意味分からんレベルです。
本気でお勧めしようと思うなら、1つのモノに対して徹底的に愛や魂を込めて、自分の意見や感想を紹介するべきなんですよ。その方が絶対に良いんです、感情的に考えて。
"本気"で『おすすめ』するならね。
ただの『俺ランキング』だったらベスト100でもベスト999でもやればいいと思うのですが、『おすすめ』と言っている以上、膨大な量を、しかも3・4行の説明でサラッと紹介してランキングまで付けて、上位意外はほとんど低評価みたいなもので、「99位」とかにされるくらいならいっそランクインしないほうがマシだわってレベルでして、もう少し読者と作品のメリットを考えて書けよ、と思ってしまうわけなんです。
タイトルに『おすすめ』と入れることが重要だったり、100個紹介することに意味があるのかもしれませんが、本当におすすめされたい側の人間からしたら全く持って心に響かないわけで、ベスト50とかベスト100とか多すぎる量のおすすめランキングを目にする度に、「おすすめする気ないだろ」と思うわけなんです。
要するに・・・
ベスト100とか長すぎて読む気にならんことに気付けよ
ってことでして、まぁなんと言いますかクソ程も読者目線に立ってねぇなってことなんですわ。なんなんですかね、数で攻めるタイプのおすすめ記事って、誰かがやり出したからやってんの?
100個も紹介するんだからそのジャンルに対して情熱と知識があり、記事をかくにあたってそれなりの労力もかかっているのだろうけど、その熱は一ミリも伝わってないです残念ながら。
『おすすめ』なのにお勧めできないとか片腹痛し。
※追記
漫画のランキングで「ONE PIECE」やら「DRAGON BALL」やら「SLAM DUNK」やらが入っていると、それは今更キミがお勧めする必要はないし超有名作品を2,3行で説明している暇があるならもう少し無名な作品、多くの人に読まれていない作品について熱く語ってやれや、と思うのですが、『言わずと知れた名作』を「言わずと知れた名作」と語ってしまう無意味さが『おすすめランキング100』なんだなということで、お疲れ様でした。