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 日本の自然科学系のノーベル賞の受賞が近年相次いでいる。1987年の医学生理学賞の利根川進氏の後、90年代は1人もいなかったが、2000年以降は、受賞が相次ぎ、米国籍の故南部陽一郎氏と中村修二氏を含めて計14人が14年までに受賞している。00年以降の受賞者数を国籍別でみると、米国に次いで2位を誇る。

 ただ、今後も受賞が続くとは限らない。これまで受賞した研究者の成果は、30代から40代前半という比較的若い時代にあげたものが多いが、近年は若手研究者を取り巻く環境は厳しくなっている。

 文部科学省によると、大学院の自然科学系で博士課程への進学率は低下傾向にある。93年に15・2%だったが、13年は8・9%に下がった。研究者の雇用が不安定化しており、将来の不安から進学をためらう人が多いという。