<独占>「京都で故意に車に当たりカネ要求」の中国人観光客、高い注目の理由は?=増加する観光客と浮き彫りになる問題―東京五輪の課題に

配信日時:2015年10月6日(火) 12時10分
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5日、現在中国のネットで「中国人観光客が京都で故意に車にぶつかり、けがをしていないのに金を要求した」との話題が注目を集めている。写真は京都。
2015年10月5日、現在中国のネットで「中国人観光客が京都で故意に車にぶつかり、けがをしていないのに金を要求した」との話題が注目を集めている。

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ネットでの書き込みには、「祇園町南側地区協議会よりのお知らせ」と書かれた書面が掲載されている。それによると、今年8月21日、ある料理屋の女将が車をゆっくり走らせていた際、年配の中国人観光客が車のミラーに倒れこみ、「足が痛い」と主張し病院に搬送された。診察の結果けがはなかったが、中国人観光客とその家族は通訳を介し、お金を要求。料理屋の女将は同家族と2時間にわたり話し合った結果、要求に応じ10万円を支払った。その後警察に相談したところ、中国人観光客の行為は「脅迫・恐喝」に当たる犯罪であり、今後同様の事態が発生した際は直ちに通報するよう回答があったという。

この件についてレコードチャイナ編集部が「お知らせ」を出した「祇園町南側地区協議会」の高安三美子会長に確認したところ、事実であるとの回答を得られた。

この件に関しては、中国国内だけでなく中国人のネットワークを通じて世界に広がり、欧州や南米のネットでも話題となっている。

では、なぜこの話題がここまで注目を集めているのか?

現在中国では、倒れている老人を善意で助けたところ、加害者扱いされ高額の治療費や慰謝料を請求される問題が多発している。「倒れた老人は助けてはいけない」という認識が社会に浸透する中で、「下手に手を貸すと、犯罪者扱いされてしまう」という恐怖心があるため、倒れた老人を無視するか、加害者ではない証拠を残すために携帯で撮影しながら救助するしかないのが実情。

さらに、こうした問題があまりにも多く発生するためにネットなどでは年配者に対する批判が集中している。年配者は戦争や貧困の時代に生まれ、教育環境に恵まれず、「文化大革命」という、法律が存在しない10年間を生きて来たために、「マナーが悪いだけではなくモラルに欠ける」と厳しい非難の声が聞かれている。

現在増加傾向にあり、1人当たりの消費額も大きい中国人観光客は、日本にとっても重要な存在。日本の観光業界は日本の「おもてなし」で中国人観光客を満足させ、訪日観光のリピート客としたい考えだが、2020年の東京五輪に向け、中国人を含めさらに多くの外国人観光客が日本を訪れると思われる中、マナーやモラルに欠ける外国人観光客にどう対応して行くのかが今後の課題の一つとなるだろう。(編集/内山)
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