ふるさと納税、皆さんやっていますか?
実はずっと興味がありながら、行動していませんでした。
私の周りでも「興味あるけど、やり方が分からない」という声をよく聞きます。
今回、ふるさと納税未経験者だった私が経験してみて思ったことは1つだけ。
知識のある者は得をする。知識のない者は損をする。
本当これに尽きます。
今年から始めた私は、完全に知識のない者でした・・。
ふるさと納税について、以前の私はこんな風に思っていました。
- 特産品1つにつき、いくらか支払う必要があるでしょ?
- 確定申告とか手続きが面倒なんでしょ?
- (お得に)寄付できる金額も少ないんでしょ?
でも全く違いました。
自己負担金は最低2千円?
ふるさと納税、それなりの負担金を支払うイメージがありました。
しかし、寄付した総金額のうち2000円支払う(実質自己負担金)だけで、特産品が色々もらえるのです。
注)条件によって自己負担金は変わることもあります。
さらに、2015年からふるさと納税の税制改正があり、以前よりグッとお得に、簡単にできるようになりました。
出典:税制改正 ワンストップ特例制度を徹底解説!ふるさとチョイス
例えば、ふるさと納税の控除上限額内で6万5000円寄付したとします。
一旦全額支払いますが、還付金・控除額を差し引くと、自己負担は2000円になります。
注)実際に6万3000円が返金されるわけではありません。
- 還付金は、所得税が戻ってくること
- 控除額は、翌年の住民税が控除(減額)されること
住民税は還付されません。
翌年の住民税(6月~翌5月)が控除された分、手取りが増えるということですね。
さらに、ふるさと納税では、通常天引きされる税金を寄付するかたちです。
自治体にもよりますが、クレジットカードが使える場合ポイントがつきますよね。
私が利用しているリーダーズカードは、還元率が1.8%(条件付き)です。
仮に、6万5000円クレジットカードで寄付した場合、1170円分のポイントがもらえる計算になります。
注)Amazonギフトに交換した場合
そう、ふるさと納税の自己負担金2000円が実質830円になるということ。
金額は僅かですが、クレジットカードの利用を増やしたい人にとっては、税金の天引きより寄付がいいのは明らかです。
kakeito-okaimonoto.hatenablog.com
確定申告がいらない?
ワンストップ特例制度を利用すれば、確定申告が不要になります。
▽ワンストップ特例制度とは?
2015年4月より、年間5自治体までの寄附に限り、申請書を寄附した各自治体に郵送すれば確定申告が不要となりました。
出典:税制改正 ワンストップ特例制度を徹底解説!ふるさとチョイス
医療費控除の手続きだけで、面倒くさい・・・とぼやいていた私ですので、確定申告不要というのは本当に助かります。
今年から控除上限額(いただく御礼の品)も増えて、もうやらない理由が見当たらないですよね。
ふるさと納税の限度額を知ろう!
自己負担金を2千円の最低金額にするためには、ふるさと納税の控除上限額を把握する必要があります。
我が家の家族構成(夫・専業主婦・幼児2人)では、こちらの表になります。
※中学生以下(16歳未満)は、夫婦のみとみなしてOK
具体的な金額は、総務省のサイトで計算してみることをおすすめします。
ふるさと納税、ここに気をつけて!
メリットしかないように思えるふるさと納税ですが、注意点もあります。
▽何が起きるか分からない
寄付とはいえ、自己負担額は最低限に抑えたいですよね。
次の点に気を付けて寄付することをおすすめします。
- なるべく年の終わりに寄付する(上限枠は、年末まで少し温存しておく)
- 控除上限額はシュミレーションした金額より少なめにする
年末は駆け込み需要で、お礼の品が遅くなったり、場合によっては売り切れていることもあるかと思います。
ただ今年1年のこととはいえ、病気(医療費控除)・住宅購入(住宅ローン減税)・収入の減少など、何が起こるか分かりません。
年末にかけて上限額の枠を少し温存しておき、だいたいの収入・控除予測ができてから寄付するのも一つの方法です。
▽名義人に気をつけて
ふるさと納税を始めるとして、手続きされるのは誰ですか?
我が家の場合は、専業主婦である私が手続きをしています。
だって、お取り寄せみたいで楽しいのです。笑
手続きする人(申込者の氏名)は、税金を支払っている人が基本です。
私の場合は、申込者情報・カード名義人ともに私(妻)名義にしようとして、はっとしました・・・!
危ない危ない~純粋な寄付になるところでした。
皆さんも気をつけてくださいね。
▽複数回寄付しても特産品は一つだけ?
確定申告をしないために、ワンストップ特例制度を利用している方は、やみくもに自治体を増やせないですよね。
同じ自治体に複数回寄付をして、複数回お礼をもらえるか?が大事になってきます。
複数回寄付した場合、「年何度でもお礼あり」の自治体もあれば、「お礼は年に1度かぎり」の自治体もあります。
さらに「お礼は年に1度かぎり」の自治体では、注意してほしいことがあります。
- 年度(4月~翌3月)単位で区切る自治体
- 1年(1月~12月)単位で区切る自治体
つまり、1年単位で区切る自治体に、(年度が違うからと)1月・4月と寄付しても、2回目の寄付は特産品がもらえないのです。
市町村毎に決まりが違うのは仕方ないのでしょうが、ややこしい・・・。
間違いのないように気をつけたいですね。
ふるさと納税の情報サイトは?
ふるさと納税をするには、ポータルサイトが便利です。
もちろん、自治体のホームページから情報を得て、直接寄付してもいいですよ。
ざっと見ただけでも、こんなにあります。
一番分かりやすく、人気があるのが「ふるさとチョイス」ですね。
出典:ふるさとチョイス
情報量が(おそらく)一番多く、使いやすいサイトです。
直接寄付の申込み→ヤフーウォレットでクレジット決済も可能です。
人気ランキングも参考になりますね。
ふるさと納税でもらったお得な特産品
米・肉・魚・野菜・果物・スイーツ・酒の定番以外にも、ホテル宿泊券や電化製品など驚くようなお礼の品もあります。
自転車も・・・!
少し前に、不動産(土地)をお礼の品にしようとした自治体が話題になっていましたね。
さて、私がもらったお礼の品、特産品を紹介したいと思います。
- 高知県浜田市「【邑南町産】石見和牛バラエティ焼肉用1P(500g)」
正直、他にもより上質でグラム数が多い肉はあったのですが、注文した週末に届くという気軽さに、買い物感覚でポチっとしてしまいまいした。
寄付は1万円です。
配送の関係なのか?肉が寄っていますね。
脂ののった肉と、赤身の肉のバランスがちょうど良く500gぺろっと食べられました。
美味しかったです。
- 佐賀県伊万里市「伊万里梨新高(10キロ)」
梨が大好物な私、楽しみに待ってたら立派な梨が16個も届きました。
1万円の寄付だと5kgが主流なので、10kgの梨はかなり嬉しいですよね。
しかも新高梨は、普通の梨の約2倍ととにかく大きい!
友人にもお裾分けして、みんなで美味しく頂きました。
現在注文中・検討中のおすすめ特産品
- 高知県奈半利町(なはりちょう)の「お楽しみコース(年間12回発送)」
5万円の寄付でなんと、4万円相当(送料込)の特産品がもらえます。
内容は届いてからのお楽しみで、毎月届く&誕生月特典ありと太っ腹!
年間4・6・12回のコースがあるので、我が家は4回コースを注文してみました。
- 山梨県甲州市の「ワイン豚ブロック肉1.0kg」「ワイン豚挽き肉1.5kg」
それぞれ5000円の寄付でもらえます。
1万円の寄付で2つ頂いたりとアレンジしやすい自治体です。
ワインを飲んで育った豚は、脂身もさっぱり旨味たっぷりのお肉なんだとか。
- 北海道上士幌町の「アイス工房ドリームのジェラートセット」
ふるさと納税って、つい肉に目がいってしまうんですよね。
そんな中、惹かれたのがこちらのジェラートです。
北海道には頻繁に行けないけど、これ位の贅沢してみたい!笑
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宮崎県 東諸県郡 綾町(ひがしもろかたぐん あやちょう)の「綾ぶどう豚食べ尽くしセット」
1万円の寄付で2.5kgの豚肉(加工品含む)と、豪華な内容です。
お気に入り登録数第1位からか、いつ見ても品切れ中なのが残念!
- 宮崎県都城市「都城産豚・Mの国黒豚4kgセット」
またも豚肉セット。
1万円の寄付でこれだけ豪華な豚肉セットは見たことがないです。(しかも黒豚)
再入荷されても即完売になる程の人気なのだとか。
ゲットした方がうらやましいー
- 長崎県平戸市「平戸地魚詰合せ」
内臓など下処理済の魚が冷蔵便で届きます。
鮮度良好で臭いもなく、魚の名前や調理法も同封されているらしい。
地魚食べたい!と思う反面、届く日によっては調理に時間をかけられないし~なんて一歩を踏み出せない。笑
いつか食べてみたい特産品の一つですね。
- 岡山県総社市「そうじゃの新米20kg」
27年度はすでに受付終了しています。
検討中というか、来年度の備忘録に。笑
1万円の寄付では10kgが多いなか、新米20kgは太っ腹ですよね。
最後に
このようにお得なふるさと納税ですが、いつまで続くかは分かりません。
- お得なふるさと納税が過熱して、特産品を賄うために赤字になる?
- 限られた税金を奪い合うかたちになり、税収に偏りがでる?
こんな話もちらほら聞かれるようになりました。
一方で、地方再生・活性化につながるというプラスの面もあります。
個人的には、お世話になっている自治体に全額納めないのはどうなんだろう?と思う気持ちもありますね。
そうは言っても、今年やり始めたばかりの出遅れ組(?)ですから、しばらくはお得なふるさと納税を楽しみたいものです。
※ふるさとチョイスより画像お借りしています。
※調査時点の情報ですので、詳しくは各自治体のページでご確認ください。
納税額は数億円、ふるさと納税で食費ゼロという金森重樹さんの著書。
お得な自治体を発掘できるかも?
節約も大事ですね。