マイクロソフトは10月6日午前10時から、米国ニューヨークでWindows 10 デバイスの発表会を開催します。日本時間では6日の夜23時から。
発表内容として期待されるのは、マイクロソフト純正タブレット/ ノート Surface Pro 4 (仮)、 そしてWindows 10 Mobile スマートフォン Lumia シリーズのフラッグシップモデル。
イベントの概要が「Windows 10デバイス」についてのニュースとされていることから、Windowsエコシステムに属するマクロソフト以外の製品や、実はスタンドアロンのWindows 10 PCでもある拡張現実ヘッドセット HoloLens の新情報もあるかもしれません。
メディアブリーフィングは日本時間で夜23時から。内容は明かされていませんが、大本命としてはやはりマイクロソフト Surface シリーズの最新モデル Surface Pro 4 が注目です。
Surface Pro 4 (仮)
Surface Pro 4 (仮) については、昨今の人気デバイスにはめずらしく、発表直前になっても信頼できる流出や事前情報がほとんどありません。
うわさをいくつか拾えば、
- 画面の解像度はPro 3の2160 x 1440 かららに高くなる(4K?)
- より持ち運びやすく(軽く薄く?)なる一方、画面サイズはほぼ変わらず、キーボードカバーほかは流用できる
- Pro 3同等の12インチ級に加えて、さらに大きなモデルが加わる?
- Windows 10のバイオメトリクス認証を活用できるセンサを搭載(虹彩、奥行きカメラで顔認識、指紋etc)
- ペン入力の改善 (マイクロソフトはペン入力の精度向上とOSへのさらなる統合に向け、アクティブスタイラス技術のN-Trigを買収済)
また状況としては、インテルの Core プロセッサは最新のSkylake世代でノート/タブレット向けが登場しているほか、サムスンの発表からは内蔵ストレージの大幅な高速化も期待されます。
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Windows 10スマートフォン
マイクロソフトはスマートフォンOSもついにPCと共通コアのWindows 10 Mobile にしたため、新 Lumia スマートフォンのフラッグシップも期待されます。
こちらは未発表の最新モデル「Lumia 950」とされる画像。公表したのはモバイル関係リークの著名人 evleaks こと Evan Brass 氏。
Lumia 950 / XL についての事前情報は、5.2インチと5.7インチのWQHD (2560 x 1440) 有機EL、3GB RAM、背面に2000万画素でツァイス レンズのPureViewカメラ+トリプルLEDライト、前面にも500万画素とLEDライト、USB-C端子、無線充電、Snapdragon 808などなど。
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HoloLens、 Xbox、ウェアラブル
忘れてはいけないのが、マイクロソフトが今年1月のイベントで突如として発表した「ホログラムコンピュータ」ことHoloLensも、単なる周辺機器ではなくゴーグル型をしたWindows 10 ウェアラブルPCだということ。
マイクロソフトは今年8月、HoloLensを1年以内に開発者に届けると告知しましたが、ホロレンズの開発者版、あるいは将来の製品版についてなにかアップデートがあってもおかしくありません。
また Xbox One も、アップデートで内部的にはWindows 10と共通コアになることがすでに予告されています。Xbox でOfficeを使いたいユーザーがいるかは分かりませんが、すでに OneDriveアプリが標準で用意されているように、インターフェースを大画面テレビとコントローラあるいはKinectに最適化したユニバーサルアプリ連携の例が出てくるかもしれません。
そのほかの期待は、マクロソフト以外のパートナー企業から野心的なWindows 10 PCやスマートフォンが披露されること。
マイクロソフトは Surface シリーズから自社開発の純正ハードウェアをWindows全体の牽引役に位置づけて来ましたが、今も自社以外のデバイスを含むエコシステムの盟主であることには変わりなく、各社の Surface ライバルやまた違ったカテゴリーのWindows 10デバイスが一同に会す場面をみられるかもしれません。
マイクロソフトのメディアブリーフィングは日本時間で6日23時から。新製品発表がありしだい速報でお伝えします。