【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は5日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代に院長を務めた金万福(キム・マンボク)氏の回顧録「盧武鉉の朝鮮半島平和構想―10・4南北首脳宣言」の販売差し止めを求める仮処分を、ソウル中央地裁に申し立てた。
回顧録は金氏が李在禎(イ・ジェジョン)元統一部長官、白鍾天(ペク・ジョンチョン)元大統領府統一外交安保政策室長(閣僚級)と共著したもので、韓国で4日に発売された。北朝鮮で対韓国関係を統括する金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党書記(統一戦線部長)が2007年10月の第2回南北首脳会談の直前に韓国青瓦台(大統領府)を極秘訪問していたことや同首脳会談での盧大統領と金正日(キム・ジョンイル)総書記のやりとりも記されている。
国情院はまた、職務上知り得た秘密の漏えい禁止などを定めた国情院職員法に違反した疑いで金氏を告発する方針も決めた。
金氏は2日にソウル市内で開かれたシンポジウムで「南北首脳間のホットライン(直通電話)があった。南側のホットラインは国情院にあり、24時間待機しながら、そのラインで伝えてきたものは金総書記の意思ということですぐに金大中(キム・デジュン)大統領と盧大統領に報告された」と述べた。