【ソウル聯合ニュース】韓国の防衛事業庁関係者は5日、記者団に対し、韓国型戦闘機(KFX)開発事業の主要装備であるアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーの国内開発スケジュールを早めることを検討中だと明らかにした。
KFX事業は韓国の大型国策事業だが、米政府が4月に同レーダーなど四つの主要技術の移転を拒否していた事実が最近明らかになった。
同庁はKFXの初期量産段階では第三国との協力により開発したAESAレーダーを装着し、次段階で国内製のレーダーを装着する計画だった。
これまで2020~24年に予定されていたレーダーの試験開発第2段階の日程を17~21年に早めることを検討している。
同関係者は「AESAレーダーのハードウェアは国内開発が可能な状態であり、ソフトウェアは第三国の事業者からアルゴリズムなどを取得し、国内でソースコードを開発する」と説明した。
またKFX事業について、米国が技術移転を拒否しても支障なく進行できるよう多様な方法を用意すると強調した。