国会が毎年行政に関する監査を行うことを韓国では国政監査といいます。
「デイリーUNN(韓国大学新聞)」というソースによると、ちょうど先月、国政監査で国会議員が「なんで韓国ではノーベル賞受賞者がいないのか」と監査(?)したとのことです。
記事の題は「国家R&D予算は世界最高水準なのに、どうして私たちにはまだノーベル賞がないのか」。
・9月18日の国会未来創造科学放送通信委員会国政監査のキーワードはノーベル賞だった
・韓国のR&D(研究開発)予算はGDP比だと世界最高水準、絶対額でも世界6位である
・ホン・ムンジョン、セヌリ党議員は、チョン・ミングン韓国研究財団理事長に対し、「外国に行けば、(外国人は)韓国をすごい国だ仰いでいる。なのになぜ我々はノーベル賞受賞者がいないのか」と尋ねた。
チョン理事長は「実際に私たちの科学界は十分にノーベル賞に値する位置に来ていると思いますが、(あえて指摘するなら)基礎研究への投資がより必要です」と答えた
http://news.unn.net/news/articleView.html?idxno=151293
いつだったか、ジャン・ナムヒョク氏の「教会の中のシャーマニズム」という本を紹介しながら、
韓国人はシャーマニズムから基督教(韓国プロテスタント)まで「お金を捧げると神の祝福がもらえると勘違いしている」という内容を書いたことがあります。
<・・彼らは神様の祝福をもっと受けるためにはもっと多くの物質(お金など)や誠意を捧げないといけないと思っている。献金を、もっと多くの利益を得るための投資だと思っている。それは神様の愛と恩恵に対する感謝の表現というよりは、損益関係を背景にした投資支出であろう。個人的な祈りの内容と献金の入った封筒を演説台の上に乗せ、説教(礼拝演説)の前に使役者(牧師など)がその封筒を置いた人の名前を読み上げながら祈ってやる姿は、韓国教会では見慣れた風景だ・・>
一瞬、それに似ている気がしました。
予算を増やしたのに何で成果が無い!という指摘ならまだわかりますが、予算を増やしたのに何でノーベル賞が無い!という指摘なら、それは何かが「ズレて」います。
ひょっとすると、そういう「急かす」風潮が、さらにノーベル賞を遠ざけているのかもしれませんね。
予算増やしてポンポンともらえるものなら、誰も苦労しないでしょう。
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10月7日 毎日新聞半5段
10月8日 日経新聞半5段
なんで「拝啓」なのかは本の終章あたりで・・
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