シャープが実にアレな携帯電話の新製品RoBoHoN (ロボホン)を発表しました。ロボホンは身長20cmほどのヒューマノイドロボット型電話。
歩くだけでなく顔認識や会話機能を備え、メールや写真・動画の撮影も「ロボットに話しかけてお願いする」ことで操作できます。
シャープは喋って感情を持つロボット家電(掃除機) COCOROBO を販売してきましたが、RoBoHoNはもっと分かりやすく、感情に訴える小型ロボットの形態と通信機能が特徴です。
ロボホンはロボットクリエーター高橋智隆氏が率いるロボガレージとシャープの共同開発製品。「高橋氏のロボット技術とシャープの携帯電話技術を融合した次世代の携帯情報端末」を自称します。
背面の小さなタッチ画面のほか、頭部にプロジェクターを備え、ロボに「〜を見せて」と話しかけることで、壁に写真や動画、地図などを投影して見ることも可能。
ロボホンは2016年前半に発売予定。発売日や価格などは未定です。
ロボホンを開発した 高橋 智隆氏 (東京大学先端科学技術研究センター 特任准教授)
シャープによれば、ロボホンは、人の心に寄り添い、人に合わせて進化するココロプロジェクトの象徴的な存在。シャープがこれまで培ってきた音声対話エンジン「ココロエンジン」、エモパーで磨いたセンシング技術、人工知能、小型化技術を全て詰め込んでいます。
『ロボホンは携帯電話なのになぜ人型をしているのか。スマートフォンの音声認識の性能は上がっているが、ユーザーがスマートフォンの音声認識を使って話しかける機会は少ない。(中略)どれだけ寂しくても、人間は四角い箱に話しかけるのにどうしても抵抗がある』(高橋氏)
ロボホンに『写真を撮って』と話しかければ、二足歩行でこちらを向き写真をとってくれます。
撮影した写真は、おでこにあるフォーカスフリーのプロジェクターで投影可能。写真だけでなく、動画や地図なども投影できます。
『ロボホン、踊って〜』と話しかければ、ダンスを披露します。
(更新中)