2015年10月6日08時51分
11月22日投開票の大阪府知事、大阪市長のダブル選挙で、自民党は5日、知事候補に同党の栗原貴子府議(53)を擁立する方針を固めた。府連幹部はすでに栗原氏や府議団に打診。党本部の支援など環境が整えば立候補するとの感触を得ている。近く党本部から推薦を得るための調整に入る。
この日の府連の国会議員会議で、竹本直一会長が栗原氏の名前を挙げたが、特に異論はなかったという。
知事選では、大阪維新の会幹事長の松井一郎知事(51)が再選を狙うと表明。栗原氏は5日、府庁内で記者団に「維新の政治を終わらせる必要がある。(立候補するかどうかを)検討せざるを得ない。今週中に何らかの結論を出す」と述べた。2日時点では記者団に「話があっても断る」と立候補を否定していた。
栗原氏は公認会計士。大阪府豊中市議を経て、2011年の府議選で初当選した。2期目で、府議団の政調会長を務める。今年5月の大阪都構想の住民投票で反対運動を展開した府連は、今月半ばまでに擁立を決定し、党本部に推薦を求める方針。当時、連携した政党や団体にダブル選挙でも支援を呼びかけ、反維新・反都構想勢力の結集を目指す。
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