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 11月の大阪府知事選をめぐる自民党府連の国会議員会議が5日、大阪市内の府連で開かれ、会長の竹本直一衆院議員が、栗原貴子・府議団政調会長(53)に立候補を打診するよう指示した。府連幹部が同日午後、府議団との調整に入る。今月半ばまでに擁立候補者を決める方針も確認した。

 出席者によると、会議では竹本氏が栗原氏の名前を挙げ、府議団の意向の確認も求めた。府連組織委員長の朝倉秀実府議(61)を推す声も出たという。

 竹本氏は既に、栗原氏の擁立検討を党本部側に伝えており、府議団内には竹本氏の「独断専行」との反発も出ていた。栗原氏は府議2期目で、公認会計士。大阪府豊中市議を経て、2011年の府議選で初当選した。2日時点では記者団に「話があっても断る」と、立候補を否定している。

 知事選には、大阪維新の会幹事長で再選を目指す松井一郎知事(51)が立候補を表明している。