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 東京電力は5日、福島第一原発1号機の原子炉建屋を覆うカバーの屋根パネルの取り外しを終えた。6枚あるパネルの最後の1枚が大型クレーンで取り外された。放射性物質を含むほこりの舞い上がりなどは確認されていないという。今後、壁面のパネルも順次取り外し、2011年3月の水素爆発で破損した建屋上部をさらに露出させ、来年度後半からがれきの撤去に取りかかる計画だ。

 屋根パネルの取り外しは今年7月に始めた。今後、壁面パネルを取り外しながら、建屋上部のがれきの調査なども進める。