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適度に、適当に。

選択の多い人生ですが、シンプルに暮らしたいです。

きかんしゃトーマス号に乗れるバスツアーに参加しました。

旅。

こんにちは、夏子です。

週末を利用して、実家へ帰省しがてら、バスツアーに参加してきました。

その名も、「浜松発・静岡発 貸切バスで行く『きかんしゃトーマス号とSL整備工場見学』」です!
大井川鐵道株式会社 公式ホームページ|特選ツアー

大人は9,500円、こどもでも3歳以上は8,000円。大奮発です。


この記事でちらっと書いておりますが、
久しぶりに帰省してきました。 - 適度に、適当に。

6月にきかんしゃトーマス号が走っている姿に一目ぼれしてしまい、夏のツアーは満員で募集が締め切られていましたが、秋のツアーならまだ空いているとのことで申し込みをしました。

ツアーの日程は、静岡方面からだと

8:15 静岡駅集合
   ~(焼津、藤枝駅など東海道線の駅を経由)
10:00 大井川鉄道 新金谷駅到着(現地集合も可)
   ~ トイレ休憩など自由行動
10:25 バスへ集合、団体で改札を抜ける
10:38 
目玉1 トーマス号に乗車!
新金谷駅 出発!
   ~ 車内で配布されたお弁当を食べる
11:51 終点 千頭駅 到着!
目玉2 トーマスフェアに入場!
13:20 千頭駅に再集合
   ~ バスで新金谷駅
14:45 新金谷駅 到着
目玉3 SL整備工場見学!
15:45 バスへ再集合(現地集合の方は現地解散)
   ~(東海道線の駅を経由)
18:00 静岡駅で解散

という日程です。浜松方面からも出ています。


丸一日のバスツアーには、子供を産んでから初めて参加しましたが、家族みんなで一日中大興奮でした!

魅力を伝えきれるかわかりませんが、ツアーの様子をご紹介します。(写真が多めです)

目玉1 トーマス号への乗車

きかんしゃトーマス号は主に夏休みに走っています。
SLの車体はとてもレトロ。室内空調は真夏でも扇風機のみ!よく言えば歴史を感じ、悪く言えば現代人にはつらい環境です。
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10月にしてよかったな~と思う爽やかな天気で、車内も快適でした。
車窓からはお茶畑と田園風景。大井川沿いに走っているので、大井川もよく見えます。


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お茶畑の向こうは大井川。


窓は基本的に開けっ放しですが、顔が黒くなるほどの煤は入りませんでした。
7両編成の6両目にいたからかもしれません。
座席や車内はほんのり黒いので、念のため、汚れてもよい恰好になさるとよいと思います。


車内ではツアー客にはお弁当が配られます。子どもたちはトーマス弁当。大人は幕の内弁当。
トーマス弁当は入れ物が可愛い。中身は細巻きのお寿司、ハンバーグ、エビフライなど。

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ちょっと食べちゃっていてすみません。


乗車時間は1時間10分程度。
お弁当を食べて、名物車掌のSLおじさんのハーモニカを聞いていると、もう終点、千頭駅に到着です。

正直に言えば、普通の電車と乗り心地は、それほど変わりませんでした。
乗ってしまうとトーマスさんが見えないですし。

でも、車内アナウンスがトーマスさんだったり、道沿いの方が笑顔で手を振ってくれたりというのは、
トーマス号ならではのことで、ほっこりできます。

目玉2 トーマスフェアに入場

千頭駅構内において、入場料500円(ツアー代に含まれます)のトーマスフェアが開催されています。

大井川鐵道株式会社 公式ホームページ |2015年「きかんしゃトーマスフェア」について

こちらは、見てのとおり、昔のデパートの屋上にある小さな遊園地のようなもの。
主に幼児向けの乗り物が有料で用意されています。1回100~200円で乗れます(入場料とは別)。
現金支払いまたは回数券での支払いとなります(6枚つづりで500円)。
乗り物代はツアーに含まれていません。


冷静に考えるとそれなりにしょぼいのですが、トーマス号でテンションマックスの我々は、一つ一つ大興奮でした(笑)。
小学1年生の長男も結構楽しんでいました。小学校高学年になると、つまらないと思います。
メインの対象年齢は3~4歳前後ではないでしょうか。

まずは入り口で、パーシーとヒロがお出迎えしてくれます。100円払えば中に乗れます。
とても混んでいたので、ここだけ入っていません。


トーマスフェアでのメインイベントは、トーマス号の方向転換です。
12:25から、手動の転車台でトーマス号が180度回転します。

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これが転車台。端っこの黄色い手すりを駅員さんが4人くらいで押していました。


転車台イベントを間近で見るためには20~30分前から並ぶ必要があります。
乗り物に乗っていて完全に乗り遅れた私たちが見たのはこんな感じ。
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惨敗です。でもこの惨敗は、目玉3で取り返します。(後程書きます)


トーマスフェアでの乗り物、一押しはミニSLです。
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小さいながらもちゃんと石炭で動いています。コース内には一応トンネルがあり、子どもたちは興奮していました。
この乗り物は1人200円かかります。コースを2周します。

近くのカフェに入る

アーバスの発車時刻まで、到着から1時間30分ありましたが、トーマスフェアで目いっぱい遊んでも30分余りました。
暑かったのでお茶でもしようと、場所を移動。

音戯の郷というミュージアムにカフェが併設されているとのことで、入ってみました。
夏はトーマスフェアの会場にもなっていたようですが、既に終了していました。

音戯の郷へのリンク→

カフェの看板。営業は10:00~16:00とのこと。
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カフェ内の写真を撮り忘れてしまいました。

音戯の郷は有料施設ですが、カフェには無料で入れます。
珈琲350円、SLケーキ400円、アイスクリーム350円、抹茶スムージー350円などでした。
焼きカレーなどを食べている方もいました。落ち着いたカフェでなごみます。

目玉3 SL整備工場見学

アーバス新金谷駅に帰ってくると、駅の奥にあるSL整備工場を見学しました。
入場料は500円(ツアー代に込み)。入場券の代わりに缶バッジをもらいます。

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ヘルメットをかぶって、SLの車体を間近で見られます。
ちょうど、お休み中のジェームス号がオーバーホール作業のため車庫に入っていました。

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赤い車体がとてもきれい。
ジェームス号はクリスマス期間に再登場の予定だそうです。
乗りませんが、冬の車内は寒そうです。ストーブなどは用意されるのでしょうか。


ここでのメインイベントは、トーマスフェアと同様、新金谷駅に帰ってきたトーマス号の180度方向転換です。
千頭駅ではうっかり見逃しましたが、新金谷駅は人もまばら。しっかり見られます。
しかも、一番よく見えるのは、整備工場の敷地内。こちらは500円払った人とツアー客しかいないので、よく見るには絶好のスポット。


近づいてきたトーマス号が機関車を牽引。

そして。


来ました。


なんと素敵なお顔でしょう。

バイトのお兄さんの熱いトーマス愛を感じられる

大井川鉄道は零細路線で、大赤字が続いています。
ここ最近、存続の危機だとか、どこかへ買収されたとか、そんな話ばかり聞こえてきます。

夏のトーマスイベントは、大井川鉄道がいつもの何倍も集客できる期間。
かなりの数の若いアルバイトに支えられている様子です。
そして、その方々、みなさんトーマス号が大好きなようでした。

SL整備工場でトーマス号の帰還を間近で見ることができたのもバイトのお兄さんのおかげです。
というのも、大井川鉄道、とても商売っ気がないので、いつから転車台が動きますとか、あんまりアナウンスしないのです。

転車台に機関車が乗っているのを眺め、千頭で見たかったね、などと話していたところ、
「こちらの会場でもトーマス号の転車が見られます!」と熱く語られました。
ほとんど聞き取れない早口で、
新金谷駅に○:○○到着、○:○×客車切り離し、○:○△転車台の機関車をけん引、○:○○入線します」
というようなことを説明されました。

一番よく見えるスポットはここです!とピンポイントで指示された場所で待っていたところ、先ほどの写真が撮れました。
アルバイトのお兄さんには感謝です。ツアーの最後に一番トーマス号に近づくことができました。


帰ってからこどもたちに、今日は何が面白かった?と聞いてみると、口をそろえて
「転車台!」と言っていました。アルバイトのお兄さん、本当にありがとう!


SLはトーマス号にこだわらなければ、春休みから12月までは毎日走っているようです。
大井川鐵道株式会社 公式ホームページ|SLにのろう!

大井川鉄道沿線は、静岡県の中でも特に田舎の田園風景やお茶畑が見られるところ。
良かったらSLに乗りに来てください!


長文お読みいただきましてありがとうございます♪