2015年10月6日03時37分
大阪府八尾市立の中学校の運動会で先月27日、組み体操「10段ピラミッド」が崩れ中学1年男子の右腕が骨折した事故で、この学校では昨年と一昨年にも組み体操に参加した生徒計6人が骨折していたことが、市教育委員会などへの取材でわかった。
市教委や同校によると、同校では昨年の運動会でも10段ピラミッドが崩れ、生徒の右足首が骨折。事前の練習中にもピラミッドや肩の上に立って円塔をつくる「4段タワー」などで3人の手足の骨が折れる事故があった。一昨年も、運動会の組み体操の練習中に2人の手足の骨が折れる事故があったという。毎年続く事故に、校長は「補助員をつけるなどして安全を確保したつもりだった。認識が甘かった」と話している。
日本スポーツ振興センターによると、全国の組み体操中の骨折事故は2013年度、2千件超。大阪市教委は先月、ピラミッドは5段、タワーは3段に高さ制限することを決めた。
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朝日新聞社会部
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