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【プロ野球】

安楽、プロ初先発初勝利 タカ相手に6イニング2安打無失点

2015年10月6日 紙面から

楽天−ソフトバンク 楽天・銀次(左)からウイニングボールを受けとり、笑顔を見せる安楽=コボスタ宮城で(佐藤雄太朗撮影)

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◇楽天6−1ソフトバンク

 楽天はプロ初登板の新人、安楽が6イニング2安打無失点で初勝利を挙げた。5四球も要所を締めた。1回にウィーラーの2点左前打などで3点を先行し、6回に岩崎の2点中前打などで3点を加えた。ソフトバンクは打線が振るわなかった。

 142試合目に巡ってきた初の1軍の舞台で安楽が、ドラフト1位の意地を見せた。6イニング無失点で球団史上初の高卒ルーキー初登板初勝利。18歳は「ホッとしています。気持ちを切らさず投げられました」と初々しい笑みを浮かべた。

 6イニング94球。走者を出さなかったのは6回のみで、2回2死満塁、5回1死二塁もしのいだ。5四球を与えたが、最速146キロの直球を軸に2安打に封じた。「緊張はなかった。リラックスして投げられた」。ピンチにも冷静に後続を断った。

 今季限りで引退する小山伸から「ドラフト1位のプライドで(同2位の)小野に負けないように、お前らしくやってこい」と送り出された。今季の新人7人(育成選手除く)の中で最後の1軍昇格。最後の最後に存在感を見せる快投を見せた。

 この日は母・ゆかりさんがスタンドで初観戦。ウイニングボールは両親に渡す予定だ。

 「これで満足していたら先はない。課題を克服して、来季こそ開幕1軍を目指す」

 剛球右腕が、遅ればせながら飛躍への一歩を踏み出した。

  (野畑圭司)

 

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