中国が遼寧省大連で独自に建造を進めている初の国産航空母艦は、全長270メートル、全幅35メートルの規模になるという。英国の軍事専門誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウイークリー』が最近、衛星写真を分析して報じた。また香港紙『明報』は「この空母は、毛沢東の誕生日の12月26日に合わせて進水するものとみられる」と伝えた。
中国は、1998年に購入した旧ソ連の退役空母を改造し、2012年9月に空母「遼寧」を実戦配備したが、独自に建造した空母はまだない。建造コード名を「001A」という大連製空母の大きさは、遼寧(全長300メートル)に近い。しかし『明報』紙は「戦闘力は遼寧の6倍に達する」と報じた。中国初の国産空母の艦載機数はおよそ40機で、遼寧より10機ほど多いという。この空母は先端レーダーや防空ミサイル、弾道ミサイルなどで武装し、2018年ごろ実戦配備される。
中国は、東シナ海・南シナ海の領有権を強化するため「海洋崛起」を急いでいる。中国は最近、弾道ミサイルを搭載した原子力潜水艦を南シナ海に初めて出動させた。