消費者物価上昇率が10カ月連続で0%台を記録した。前月と比べた消費者物価上昇率は10カ月ぶりのマイナスで、デフレーション(長期的な景気低迷の中での物価下落)の懸念が高まっている。
統計庁が2日に発表した「消費者物価動向」によると、9月の消費者物価上昇率は前年同月比で0.6%の上昇にとどまった。消費者物価上昇率は昨年12月に0.8%を記録して以降、10カ月連続で0%台となっている。特に前月の8月と比べた消費者物価上昇率は0.2%の下落だった。これについて企画財政部(省に相当)は「原油安など供給に応じて価格が大幅に動く項目が9月の消費者物価の流れを主導した」と分析している。