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丸山薫『ストレニュアス・ライフ』は、大切な人にそっと教えたくなる宝物のような短編集

読みました 読みました(漫画)

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今更なんですけども、『ストレニュアス・ライフ』の紹介をしたいと思います。なぜかって?初単行本にして、「この人について行くわ…」と決意したすてきすぎる作品集なので、たくさんの人にも知ってほしいのです。

『ストレニュアス・ライフ』について

『ストレニュアス・ライフ』では、ちょっと変わった「お仕事」をテーマにした24本の短編が収録されています。作者は『事件記者トトコ!』の丸山薫先生。

ひなたに干しておいたお布団のような心地よさ。どうせならば、気持ちいい秋晴れの日に読んで欲しい。爽やかな読後感をもたらしてくれる1冊です。

表紙がすこぶるかわいい

まず、表紙がとても良いと思いませんか。本編のモノローグを引用したものなのだけど、本を読む前のワクワク感を倍増させてくれる。

そして、なによりもこの表紙の女の子がかわいくてね!
ストレニュアス・ライフ<ストレニュアス・ライフ> (ビームコミックス(ハルタ)) 
丸山薫先生の描く女の子って、描線はシンプルなんだけど、ほっぺたが柔らかそうでぷにぷにしたくなる。ただひたすらに「かわいいなあ」と眺めてるだけで時間が過ぎてしまうような魅力があるのです。

あと、妖艶なおねえさまも丸山先生の得意とする分野だというのは、「ヴォストーク・ナイトクラブ」のお話でも明らかですね。

『ストレニュアス・ライフ』本編について

収録されているお話のジャンルは、あえてカテゴライズするならばアジアンファンタジー。そしてちょこっとSFのエッセンスが加えられている、というところでしょうか。作者の好きなものを詰め込みました!という世界観は、読んでいるこっちも楽しくなってきてしまいます。アジア方面に旅に出たくなるよ。

舞台が現代日本風の「タカダさん」なんて話もあったりもするのだけど、連続する話の流れにするりと馴染んでるのが面白い。ファンタジー風味の話が続いたところでいいアクセントにもなっているし。

収録されている24話は、ひとつひとつは独立した物語。時代を超えてリンクしている連作では、その場所にこめられた想いになんだか嬉しくなってきちゃうんだよね。私たちがとっくにいなくなった未来では、この世界はどんな風に変わってるのかなー、なんてぼんやり考えてしまいました。

『ストレニュアス・ライフ』PV

作者の丸山先生によるPVはこちら。1分半で『ストレニュアス・ライフ』の世界が分かるよ!どんな作風なのかまずは掴んでみたい方にぴったり。

ストレニュアス・ライフ PV (Long ver.) - YouTube

まずは試し読みからどうぞ

Kindleの試し読み機能で、最初の2つのお話を読むことができます。

ストレニュアス・ライフ<ストレニュアス・ライフ> (ビームコミックス(ハルタ))

ストレニュアス・ライフ<ストレニュアス・ライフ> (ビームコミックス(ハルタ))

かわいい女子が出てくるのは、残念ながらもうちょっと先なんだけどね。

単行本を読み終わったら、丸山先生の公式サイトでオマケを楽しんじゃいましょう!

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現在ハルタにて連載中の『事件記者トトコ!』の感想記事です。丸山先生作品が好きすぎて、全部集めた同人誌の写真もあるよ!(この記事の後にも出た同人誌も買いました)