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さようなら、憂鬱な木曜日

サラリーマンの投資ログ

「挨拶は大きな声で元気よく!」というのは大間違いである

仕事

新年度になってから、はや半年が過ぎようとしている。研修を終えた新人も、現場に配属されて数ヶ月が経っているだろう。新しい風というのは、とても心地が良い。元気の良い新人というのは好感が持てる。
新人研修などでも、もれなく「挨拶」に関することは教えられるはずである(むしろ常識過ぎて触れられない会社もあるのかもしれないが)。そこでは「挨拶は大きな声で元気よくするように!」というようなイメージで教えられているのだろう。私もそうだった。そもそも、こんなことを社会人に教えるのはどうかと思うが、基本的なことなので、何度教えてもいい。
しかし、この「挨拶は大きな声で元気よく!」というのは、大間違いなのである。正確に言うと、この教え方だと“本当の挨拶”というのが正しく伝わっていない。

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■無神経な大音量の挨拶は逆に不快である
例えば、新入社員が現場に配属されて数日間。朝のフロアに「おはようございまあす!」という声が響き渡るのは良い。「おっ、入ってきたな」という感じである。ただ、これが数週間たち、数ヶ月たっても変わらないと、ちょっと考えものである。

挨拶というのは、コミュニケーションの始まりである。相手があって、初めて成立するものだ。
本当に正しい挨拶というのは、相手の目を見て、適切な音量で適度に明るい声色で、微笑みを添ながら、相手に送り届けるものである。
だから、広いフロアで全体に響き渡るような挨拶は、コミュニケーションでもなんでもない。近くにいる人などは、いきなりの大音量にびっくりするかもしれない。このやり方は、本当に自分本位な挨拶なのである。

 

■フロア全体に挨拶をする必要はあるのか
「じゃあ、みんなに挨拶するにはどうしたらいいのか」と思うかもしれない。しかし、全体になんて挨拶しなくていい。数十メートル先の人に挨拶するのは、逆に失礼である。彼らには、午前中の早い時間にすれ違った時などに、「おはようございます」と適切な音量で挨拶をすれば良い。
すべての人と目を合わせて気持ちを込めて挨拶しろとは言わないが、基本的にはそういうものである。

 

■挨拶のできない大人
私の職場には、挨拶をしても蚊の鳴くような声でしか返せない人や、こちらに目もくれずパソコンに向かってボソボソ言う人(ある程度の年齢の人が多い)がいる。正直言って、とても恥ずかしいことだ。私は、こういう人たちには、挨拶をしたくないし、しない時もある。彼らは、挨拶をされなくても多分何も思わないのだろう。挨拶に対して、それほどの考えがないから、そういう対応になってしまう。
私は、気持よく挨拶される人間になりたいと思う。そのためには、気持ちのいい挨拶をできるようになることが重要なのだ。