新採点方法に合った選考必要
2008年8月13日
日本は現時点ではよくやったと思う。アテネの前のシドニーやアトランタではメダルも取れなかったのだから。跳馬で2人にミスが出て意気消沈してしまったが、よく2位を守った。沖口が万全でなく、得点を稼ぐはずだった跳馬で使えなかったのが痛かった。
それでも「負けた」という印象はない。まずは中国をほめるべきだ。5月の国内選考会のビデオを見ると、A得点は高くてもB得点はひどかった。「これなら勝機はある」と思ったが、3カ月でここまで仕上げてきた。直前で故障者が出たアテネと違って、今回は万全だった。
05年の10点満点方式廃止に伴い、採点方法が変わった。世界大会ではA得点がモノを言う。一方で日本の大会ではB得点が厳しく採点されるため、選手がA得点を上げにくい状況にある。代表選考会などは世界の基準に合わせることも必要かもしれない。(アテネ五輪男子代表監督、順大監督)