世界と戦うにはA得点アップを
2008年8月20日
大会を通して中国の圧倒的な強さを感じた。日本男子は、団体総合の銀メダル、個人総合で最年少内村が銀を取ったことは評価できる。しかし、世界と戦うためにはA得点(演技価値点)の差を埋めなければならない。最終種目の鉄棒でも、優勝した鄒凱(中国)と日本勢のA得点は、0・6離れていた。演技の前から大きな差を背負い、さらに減点が厳しくなった着地でミスが出て離された。
中国スタッフは、8年という長いスパンで準備してきたと話していた。その間に採点方法が変わっても、いち早く対応できる、技術の高い選手がそろっていた。日本はB得点(演技実施点)が高い、美しい演技の伝統を前提として、A得点アップを体操界全体だけでなく、各選手の所属先が考えなければならない。(アテネ五輪男子代表監督、順大監督)