トップページ科学・医療ニュース一覧伊方原発3号機 町議会が再稼働に事実上同意
ニュース詳細

伊方原発3号機 町議会が再稼働に事実上同意
10月2日 19時52分

伊方原発3号機 町議会が再稼働に事実上同意
k10010256791_201510021947_201510021951.mp4
四国電力伊方原子力発電所がある愛媛県伊方町の町議会が、2日の特別委員会で原発の早期再稼働を求める住民などからの陳情を全会一致で採択し、伊方原発3号機の再稼働に事実上、同意しました。これを受けて町長も近く、町としての判断を示すとみられます。
伊方原発3号機はことし7月、原子力規制委員会による新しい規制基準の審査に合格し、四国電力は愛媛県と伊方町に再稼働への同意を求めるとしています。
このうち伊方町の議会は、議長と副議長を除いた議員14人で作る特別委員会で再稼働に関する住民などからの7件の陳情を審議してきました。2日の採決では、早期再稼働を求めるなど原発の再稼働に賛成する3件の陳情を全会一致で採択する一方、再稼働に反対する4件の陳情を不採択としました。これで伊方町議会は伊方原発3号機の再稼働に事実上同意したことになります。
特別委員会のあと、中村敏彦委員長は「再稼働を求める陳情は、いずれも町民から出されたもので、再稼働してほしいというのが地元の意見だと考えている。委員会として、今後も安全対策などを注視したい」と述べました。
これを受けて山下和彦町長も近く町としての判断を示すとみられます。
一方、愛媛県議会は今月6日の特別委員会で再稼働に関連する請願の採決を行う予定です。中村時広知事はこれらの意見を踏まえ最終的な判断を示すことにしていますが、重大な事故が起きた場合の最終的な責任は国が持つと安倍総理大臣が明言することも求めていて、現段階で判断は「白紙の状態」だとしています。

関連ニュース

k10010256791000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ