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川内原発2号機 重大事故想定した訓練始まる10月1日 18時04分
鹿児島県にある川内原子力発電所では、九州電力が1号機に続く再稼働を目指している2号機で、1日から、重大事故を想定した大がかりな訓練が始まりました。原子力規制委員会が検査する訓練で、2号機の再稼働に向けた関門となります。
九州電力は、ことし8月に再稼働した川内原発1号機に続き、2号機でも、今月15日にも原子炉を起動し、再稼働させる計画で、準備は最終段階に入っています。
1日は、2号機で、新しい規制基準に基づいて増設された非常用の設備や機器を使って事故の際に適切な対応ができるかを確認する訓練が始まりました。
訓練は、すべての電源が失われたうえに、原子炉を冷やすための水が徐々に漏れ出しているという想定で、中央制御室では、異常を知らせる赤いランプが点灯すると、発電所の所員が異常の発生を電話で外部に報告していました。
訓練開始から10分後には、原子炉建屋に隣接する建物に作業員が駆けつけ、原子炉を通る水の温度や圧力を下げるため、手動で配管の弁を開いて蒸気を外に逃がす手順を確認していました。
訓練は、福島の原発事故のあと、国の再稼働の前に必要な検査に新たに加えられたもので、今回は事故を収束させるまでのシナリオを4日間に分けて行います。
原子力規制委員会は、決められた時間内に作業が手順どおり行われているか検査して、所員らの事故対応の能力を最終確認するとしていて、2号機の再稼働に向けた関門となります。
川内原子力発電所の米丸賢一次長は「この訓練をクリアしなければ、再稼働に向けて前には進めないので、発電所の所員や協力会社の社員が一丸となって作業に当たり、しっかり対応できることを示していきたい」と述べました。
1日は、2号機で、新しい規制基準に基づいて増設された非常用の設備や機器を使って事故の際に適切な対応ができるかを確認する訓練が始まりました。
訓練は、すべての電源が失われたうえに、原子炉を冷やすための水が徐々に漏れ出しているという想定で、中央制御室では、異常を知らせる赤いランプが点灯すると、発電所の所員が異常の発生を電話で外部に報告していました。
訓練開始から10分後には、原子炉建屋に隣接する建物に作業員が駆けつけ、原子炉を通る水の温度や圧力を下げるため、手動で配管の弁を開いて蒸気を外に逃がす手順を確認していました。
訓練は、福島の原発事故のあと、国の再稼働の前に必要な検査に新たに加えられたもので、今回は事故を収束させるまでのシナリオを4日間に分けて行います。
原子力規制委員会は、決められた時間内に作業が手順どおり行われているか検査して、所員らの事故対応の能力を最終確認するとしていて、2号機の再稼働に向けた関門となります。
川内原子力発電所の米丸賢一次長は「この訓練をクリアしなければ、再稼働に向けて前には進めないので、発電所の所員や協力会社の社員が一丸となって作業に当たり、しっかり対応できることを示していきたい」と述べました。