チャイナショックで僕が4000万円負けた理由

HARBOR BUSINESS Online / 2015年10月5日 9時0分

写真

<スワップで一日1.7万円=年間620万円が入るからロスカットなく進むと2年で損失回復予定>

 だが、ロスカットは起きた。8月24日の日記には、自作のチャートとともに、ペンで書き殴った文字がこう並んでいる。

<今まで人を苦しめてきた 悪いことをしてきた 人を傷つけてきた その50年間のむくい。自業自得>

 沖本さんが語る。

「今、保有しているトルコリラもロスカット寸前で、これが飛べばさらに1200万円のマイナス。これが確定となれば、FXでの負けは5000万円になる。ちょっと勝ったから浮かれて、チャートも見れない、基礎的な知識もないのに取引を続けてきた結果がこれです。なので、基礎を学ぶために誰かに師事しようと思い、45万円支払ってマンツーマンレッスンを受けることにしました。資産はほぼなくなりそうですが、今度こそ腕を磨き、勝ち組トレーダーとしてまた復活したい。また取材されるように頑張りますよ」

 破滅的な状況でも前を向く沖本さん。沖本さんが不死鳥のごとく蘇ることはあるのか。追ってまた、リポートしたい。

【沖本聡さん】

FXトレーダー。’65年生まれ。大学在籍時、アルバイトで貯めた87万円を元手に投資家デビュー。在学中に500万円まで増やすことに成功するも、投資詐欺に遭ったり株ですったりと波瀾万丈、ボラティリティの高い投資家生活を送る。今回のチャイナショックでは確定分で4000万円の損失となったが、愛妻はその事実を一切知らない。

取材・文/マネー得捜本部取材班

HARBOR BUSINESS Online

トピックスRSS

ランキング