中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

菊地絵理香 プレーオフで力尽く 「あと1歩」と手応えも

2015年10月5日 紙面から

最終日、プレーオフ4ホール目でボギーパットを外し、優勝を逃した菊地絵理香=片山津GCで(戸田泰雅撮影)

写真

◇日本女子オープン<最終日>

 ▽4日、石川県加賀市・片山津GC白山C(6613ヤード、パー72)▽晴れ、気温21・3度、風速4・3メートル▽賞金総額1億4000万円、優勝2800万円▽61選手(うちアマ7人)▽観衆1万2543人

 大混戦の末、通算2アンダーでホールアウトした菊地絵理香(27)=オンワードホールディングス=と田仁智(チョン・インジ)、李美香(イ・ミヒャン)=ともに韓国=がプレーオフに突入。一騎打ちとなった4ホール目に菊地がボギーパットを外し、田が5月のサロンパス杯に続いてメジャー2連勝を飾った。11位の勝みなみ(17)=鹿児島高2年=がローアマのタイトルを獲得した。

 つかめなかった。またしても…。菊地は最大級の悔しさをかみしめた。

 「プレーオフには全然いいイメージがなくて…。でも、正規の18番でちゃんとパーパットを入れていればプレーオフになっていないので、自分で招いたこと。仕方ないかなという感じですかね」

 2位に1打差の単独首位でスタートした最終日最終組。序盤で柏原に逆転されながらも耐え、16番で起死回生のバーディー奪取、再び1打差単独首位で迎えた最終18番だった。右ラフからグリーン手前ラフ、そして4メートルのパットを外してボギー。苦手なプレーオフに入った。

 「今まで2回とも勝ったことないんですよね。どちらも1ホールで終わっちゃったし」。昨年のNEC軽井沢72でイ・ボミに、富士通レディースでアン・ソンジュに惜敗した。

 今回も韓国勢2人が相手の優勝決定戦。1ホールでは終わらなかったが、田仁智との一騎打ちとなった4ホール目で力尽きた。ティーショットを右の木立に打ち込み、第2打は目の前のフェアウエーバンカーへ。さらにグリーン右手前のガードバンカーにもつかまり、4オン。田がパーパットを外したが、菊地の2メートル半のボギーパットは「狙った所には打ち出せたんですが、タッチが弱かったかなと」。カップ手前で左にそれた。

 13年大会に続く、自身日本女子オープン2度目の2位。「負けましたけど、プレーオフへの苦手意識も少しはなくなったし、(勝利へ)近づけている感触はある。あと一歩かな」。この悔しさは次のVへのプロセスにする。真っ赤な目を見開いて「すいません。遅くまですいません」と報道陣に頭を下げ、潔くコースを去った。 (月橋文美)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ