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【プロ野球】

山田、トリプルスリー確定 打点は大台の100に

2015年10月5日 紙面から

巨人−ヤクルト 6回表1死一塁、山田が左中間への38号2ランを放つ=東京ドームで(沢田将人撮影)

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◇巨人10−2ヤクルト

 巨人打線が活発だった。3回に井端、坂本の適時打、長野の3ランで5点。5−2の7回も片岡の3点二塁打などで5点を加えた。内海が5イニング無失点で8月12日以来の2勝目。ヤクルトは6回に山田が38号2ランを放ち、100打点目。

 シーズン最終戦でも、ヤクルト・山田のバットが火を吹いた。6回1死一塁、左中間へ38号2ランを放り込み、100打点に到達。3割、30本塁打、30盗塁の「トリプルスリー」に、強打者の勲章である打点の大台を添えた。これは1950年の岩本義行(松竹)、別当薫(毎日)以来、55年ぶりの快挙だ。

 「試合前に98打点だったので『いけたら』と思ったけど、本塁打はたまたま」とびっくり。セは残り1試合あるが、山田はタイトルにおいても2位以下を大きくリード。本塁打、盗塁、最高出塁率は確実にした。同じ年に本塁打と盗塁で頂点に立つのは史上初で、トリプルスリー達成者が本塁打王を兼ねるのは62年ぶりで、セでは初となる。

 昨年、日本人右打者最多の193安打を放った際は、衣笠球団社長から「活躍はまだ1年。背番号1はトリプルスリーを達成するようになってから」とハッパを掛けられたが、高いと思われたハードルを楽々クリアした。 (竹村和佳子)

 

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