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【プロ野球】

藤浪、5イニング4失点 セ最多勝のタイトルならず

2015年10月5日 紙面から

松山に先制2ランを浴び打球を見送る藤浪(山口登撮影)

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◇広島6−0阪神

 阪神の143試合目は完敗で終わり、借金1。CS進出を決めるどころか、風前のともしびとなった。

 「きょう勝って決めたかったけど、悔しい試合になった。ファンのみなさんには申し訳ない。ただ、まだゼロになったわけではないので、いい準備をしていきたい」

 和田監督は頭を下げた。8月中旬に貯金は最大8あったが、9月に恒例の大失速。最多勝の懸かった藤浪は、5イニング4失点で降板した。

 「タマの走りも、状態も良くないなか、すごい甘いというわけではなかったが、ボール1個分、半個分甘くなったところをしっかりとらえられてしまった」。投球回数は199イニング止まり、221で奪三振のタイトルだけは手元に残った。

 「数字を見ると悪くない成績だと思うが、勝ちきれない試合、とりこぼした試合、もったいない試合があった。もっとできたのでは、と思うと悔しいシーズンでした」

 藤浪が悔いを残した3年目。それでもエース格に育ってきた。ドラフトで当たりくじを引き当てたことも含め、和田監督の最大の遺産でもある。 (吉川学)

 

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