日本の戦争責任を考える特別授業
2014.2.11
大田市の僧侶である菅原龍憲さんをお招きして、日本の戦争責任を考える特別授業を行った。菅原さんは、やはり僧侶であった父の靖国神社合祀取り消しを訴訟で訴えて来られた方だ。国に見捨てられて餓死した戦死者も、日本兵として戦死した植民地の人々も、日本兵に洞窟を追い出されて戦死した沖縄の幼児までも「戦争協力者」とし、遺族の反対にも拘わらず頑なに靖国に祀る欺瞞について丁寧に話された。死は極めて個人的なもので他者が意味づけするものではなく、いわんや戦争犠牲者を国家が「英霊」や「尊い犠牲者」と称える行為は断じて許せないと話された言葉は、心に重く響いた。
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