(cache) ライトノベル原作アニメの共通点～学戦都市アスタリスク vs 落第騎士の英雄譚

10月になり番組改編。2015年秋アニメシーズン入り。
前期が終わってしまった喪失感を抱えながら、気になる新番組を見て行く忙しい日々が始まった。

本日は「落第騎士の英雄譚」と「学戦都市アスタリスク」、この２つのライトノベル原作アニメに注目してみよう。
＊英雄譚は（キャバルリィ）と読む。

あらすじ

まずは双方の１話のあらすじを紹介しよう。

■ 落第騎士の英雄譚第１話

学園に転校してきた一年生の主人公。意図せず着替えを覗いてしまうところから始まるヒロインとの出会い。ヒロインはある国のお姫様であり、強力な炎の能力の使い手。炎に因んだ異名を持つ学園最高ランクに位置する実力者だった。気が強い高貴な性格。ゆえに主人公のことが受け入れらず決闘を申し込む。

圧倒的な炎を剣技で掻い潜る主人公。ヒロインの圧勝と思われた決闘は意外な結末を迎えた。物語は武闘大会へと向けて動き出す———。

■ 学戦都市アスタリスク第１話

圧倒的な炎を剣技で掻い潜る主人公。ヒロインの圧勝と思われた決闘は意外な結末を迎えた。物語は武闘大会へと向けて動き出す———。

・・・・・・編集ミスでは無いことを断っておく。

共通点

同日に放送されたこの二つの作品。共通点が多くて驚いた。

▼ あらすじ

主人公の転入
ヒロインの着替えを覗いてしまう出会い
覗きの代償として決闘
剣技でヒロインの炎をいなす
実質主人公の勝利
お姉様系キャラから学園の概要や武闘大会の説明を受ける

▼ 設定

ヒロインが炎の能力の使い手
ヒロインの実力は学園最高レベルで一目置かれている
ヒロインは二つ名を持つ
ヒロインがお姫様
ヒロインがツンツンしている
ヒロインは赤っぽい髪
主人公が黒髪
主人公の特技が剣技
主人公がへなちょこそうに見えて実は強い
武術を学ぶ学園が舞台、決闘が制度化されている
近年芳しい成績でない学校対抗の武闘大会での勝利が目的

参考。強力な炎を放つヒロイン（上.アスタリスク下.英雄譚）

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一番おもしろかったのがコレ。
カマセと思われる筋骨系キャラに難癖つけられるヒロイン・・・。 f:id:seagullrhythm:20151005061023j:plain

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だがカマセの武器が斧。・・・斧そんなにいかんのか？

おわりに

別に否定ではない。

テンプレラノベアニメ・・・もう末期だ・・・と嘆きたいわけでもない。

創作の死！と糾弾するわけでもない。

作品が飽和した現在、完全オリジナルな物を制作するのは厳しい。今後は「型」として定着し伝統化が進むのではないか？クラシック音楽や落語しかり演者による違いを楽しむ物になるのではなかろうか？我々が目にしている物はその過程なのだ。

・・・と理論展開するわけでもないです。

これだけの作品が溢れる中、似たような設定と導入の作品が同じタイミングで放送されたことが面白かったです。「アニメ化されるラノベの書き方」みたいなマニュアルの存在を信じたくなるような。

ちなみに見た感じ「落第騎士の英雄譚」の方がコメディ色が強い感じでした。「学戦都市アスタリスク」の方が少しシリアス多めになるでしょうか？ヒロイン一筋になりそうなのは英雄譚でハーレムを築きそうなのはアスタリスクですね。アスタリスクは小野学監督ということで期待していましたが、英雄譚もなかなかで甲乙つけがたい感じでした。

似たような設定と導入ではじまった物語がどのように変化するのか？あわせて楽しみたい、引き続き２話も視聴しようと思った両作品でした。

以上、このネタ書く人いっぱいいるんだろうなーと予想するテンプレートブロガーがお送りしました！