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 大分県警大分中央署は21日、飲酒検知管の数値を署員が読み違え、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで県内の女性(28)を誤認逮捕していたと発表した。署は女性を約12時間勾留したが、謝罪し釈放した。

 署によると、同日午前1時半ごろ、大分市上野丘の市道で運転中だった女性の呼気を署員2人が検査。基準値を超える呼気1リットルあたり0・8ミリグラムのアルコール数値が出たとして、現行犯逮捕した。

 だが同日午前11時ごろ、別の署員が関係書類を点検したところ、実際の数値は基準値の0・15ミリグラムに達していなかったことが判明。検査した男性巡査長(30)は「数値を読み間違った」と認めた。

 同署の安藤幸一副署長は「まことに申し訳なく思う。二度とないように署員の指導を徹底していく」と話した。