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バングラデシュ日本人銃撃で安全確保を申し入れ
10月5日 6時18分

バングラデシュで日本人の男性が銃で撃たれて死亡した事件で、現地の日本大使館はバングラデシュ政府に対し、過激派組織IS=イスラミックステートの支部を名乗る組織が殺害を主張したことについて迅速な捜査を要請するとともに、日本人の安全確保の徹底を申し入れました。
バングラデシュ北部のロングプールで3日、現地に住む日本人の星邦男さん(66)が、銃で胸などを撃たれて死亡し、過激派組織ISのバングラデシュ支部を名乗る組織がインターネット上で、日本人を殺害したと主張しました。
事件を受けて4日、首都ダッカにある日本人学校が、休校の措置を取るなど影響が出ていて、現地に駐在する渡邉正人大使は、バングラデシュのカーン内相に迅速な捜査を要請し、およそ1000人の日本人の安全確保の徹底を申し入れました。カーン内相は容疑者の特定に全力を挙げていることなどを説明したということです。
バングラデシュでは、先月28日にダッカで起きたイタリア人男性の殺害事件でも、ISの支部を名乗る同じ組織が殺害を主張しましたが、ハシナ首相は「国内でISの存在は確認されていない」として、国内のイスラム勢力が関わった疑いがあるという見方を示しています。地元の警察は、日本人男性を銃撃したのは3人組の男だとして行方を追うとともに、男性が関わっていた現地のプロジェクトについても調べを進めています。

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