ニコニコニュース「「一生独身でOK」20~30代男4割 | ニコニコニュース」によると、今の20代、30代、男性の約4割が独身で構わないと回答しているという。この4割が全員結婚願望がないということにはならないだろうが、生涯未婚率とともに、結婚に対する意識の軽薄さが浮き彫りになっています。すでに男性の生涯未婚率(50歳時点で1度も結婚していない人の割合)は20%を越えている。これは30年前と比べたら、約8倍くらいの増加らしい。すでに5人に1人は生涯未婚になる可能性が高いというのだから、4割が結婚しなくて良いやと考えていたとしても、別に不思議ではないかもしれない。最近結婚を発表する芸能人の多くは、男性の場合はやはり晩婚化だなと思う。アンタッチャブルの山崎弘也さんとか、山本耕二さんとか、福山雅治さんとか、千原ジュニアさんなど、30代後半から40代にかけてがほとんどですね。報道されているのは有名人に限った話ではあるが、世間の男性の晩婚化はかなる進んでいると言えるでしょう。
晩婚化とともに、未婚化というのもあるから、それはやはり深刻なのかもしれないです。未婚化もそうだが、晩婚化も間違いなく少子化に拍車をかけるでしょう。それに加えて、近年は同性婚の問題もありますから、日本という国が滅びかけるのも時間の問題かもしれない。先ほどのニコニコニュースには、結婚したがらない男性の特徴が載っていました。それが以下ですね。
>〈一生独身でも構わないと考える理由TOP10〉
(13の選択肢から1~2位を選択してもらい、1位=2pt、2位=1ptとして集計。協力/アイリサーチ)
1位 お金を自分のためだけに使えるから 112pt
2位 妻子を養っていく自信がないから 68pt
3位 1人のほうが(妻に文句を言われたりせず)何かと気楽だから 43pt
4位 結婚相手を見つけるのが面倒だから 28pt
5位 自分の希望にあう女性は滅多にいないから 22pt
6位 自分を好きになってくれる女性なんていないから 20pt
6位 家庭に縛られたくないから 20pt
8位 誰かと一緒に暮らすのは苦手だから 16pt
9位 結婚しなくても困ることは何もないから 15pt
10位 一人の女性を愛し続ける自信がないから 12pt
私の場合は見事1~8位まで全部当てはまっています。こういう考えを持てるようになったのは、社会の1つの進歩だと思っていますよ。戦後すぐの生涯未婚率なんて数パーセントですからね。その時代に独身が良いなんて言い出したら、周囲から変人扱いでしょうから。そういう態度を貫けたり、そういう意見を言えるようになってきたのは、そういう層が増えてきたからであり、結婚しないのは悪とい社会の圧力が弱まってきたからでしょう。私は多様な生き方を推進したいと思っているから、そういう動きは全然ありだと思う。国が困るのはそのとおりだが、国のために結婚をして、子供を産む必要は無いでしょう。私たちは国畜ではないのだから。あと、結婚しないと老後どうするのか?とか、孤独死が心配じゃないのか?とか言われるけど、それも結局は割合の問題だと思うよ。孤独死が忌避されるのも、そういう層が少ないからだ。未婚=孤独死につながるならば、生涯未婚率の上昇によって、孤独死の割合は増える。そうなれば、孤独死自体が珍しくなくなるから、別に社会の中で気にする人は減ると思う。
子供がいても孤独死当然の人って結構いるんだけども、結婚してもしなくとも何らかのネットワークで他人と繋がりを持っている事が大事だと思う <「一生独身でOK」20~30代男4割> http://t.co/20YXPWkbd9 #niconews
— ひさひさ (@gunswing) 2015, 10月 4
実際問題としては、結婚しているから孤独死とは無縁とは言えないと思うし、未婚だから孤独死を迎えるとは限らない。上記のツイートにあるように、未婚の人が増えれば増えるだけ、そういった層は世間の中でも重要な割合を占めるようになり、何らかのコミュニティができるんじゃないかな?と思う。つまり、孤独死自体は互いの働きかけで避けられるものだから、本当にいつまで経っても孤独死自体が避けたいものとなっているならば、未婚者同士の働きかけでどうにでもなると思う。別に結婚していない人が人とつながりがないわけではないので、避けようと思えばいくらでも避けられるでしょう。私に言わせれば、昔の生涯未婚率数%という数字が異常だと思う。あまりにマイノリティ過ぎる。今もそうかもしれないが、変人扱いされないために結婚をしていた人もいるだろうし、そうなれば結果離婚する可能性もあるし、結婚しないで後悔することもあるだろうが、結婚して後悔する可能性もあるでしょう。
結婚の有無が勝ち組、負け組を分ける境界だったり、ステータスだったりする時代があったわけですよ。今もあるんだろうけど、それが少しずつなくなってきているというか、そんなものにこだわってどうするんだ!?と声を大にして言える時代になってきたんじゃないですか?昔からそういうことを思っていた人はいたんだろうが、言えなかったんでしょう。そして、行動にも表せなかった。結婚するのが当たり前というのは、犯罪者にならないのが当たり前くらいに価値観だったんじゃないか?と。それが数十年経って、独身者も余裕で市民権を得られるようになってきたのは、私は一定の評価をしている。女性の未婚率もどんどん上がってきているようで、それも同じような原因が共通していると思う。女性自身が就職するのが当たり前になっていていると同時に、男性に頼らなくても自分で稼げる人が増えたから、結婚に対する意味が薄らいできている。そして、男性同様に結婚に対する価値観や意味を感じられなくなってきて、無理に結婚する必要あるの?と思っている人の割合が高くなってきたのではないでしょうか?女性の生涯未婚率は現時点で約10%だから、そんなに多いほうではない。ただ、20~30代女性で現在結婚していない人の割合は約6割と、かなり多い。
そして、非常に興味深いのは15年後の数字です。なんと2030年には男性の生涯未婚率は30%を突破、女性は23%程度になると予測されており、男性に関しては約3人に1人は結婚しないんですね。本当にそうなるか?は分かりません。あと、外国とかはどうなっているのか?気になりますけど、この国では結婚以前に恋人の段階から無関心の人が増えているというデータもありますから、あながち間違っている予測ではないのかもしれません。20代の恋人がいない人へのアンケート結果を見ると、恋人が欲しくないという割合が過半数を越えていたりしますから、これは生涯独身フラグの特徴なのかもしれない。本当にそういう時代がきたら、今の少子化のスピードどころではないですよね。私は少子化を悪いとは兆候とは捉えていませんが、そうなったときには国は本当にどうするのかな?ちょっと気になりますね。未婚に人が増えすぎると大打撃、デメリットがヤバイでしょう。少子化は対策しても止められないと思うから、少子化の時代に適合した社会の仕組みつくりを今からやってくべきと私は何度も言っているのだが、その気配はない。どこまで増えるか?は分からないけど、一生独身で良い人、一生独身で本当に過ごす人の割合は今後も増えていくと思います。