平成26年4月1日
一般事情
1.面積
3万6千平方キロメートル(九州よりやや小さい)
2.人口
- 約2,337万人(2013年12月)
- (参考:台北市 約269万人,高雄市 約278万人,新北市 396万人(2013年12月))
3.主要都市
台北,高雄
4.言語
中国語,台湾語,客家語等
5.宗教
仏教,道教,キリスト教
6.略史
年月 | 略史 |
---|---|
1949年12月7日 | 台北に「臨時首都」を遷都 |
1971年10月25日 | 国連を脱退 |
1975年4月5日 | 蒋介石総統死去 |
1987年7月15日 | 戒厳令解除 |
1988年1月13日 | 蒋経国総統死去 |
1988年1月13日 | 李登輝副総統,総統に就任 |
1990年3月21日 | 李登輝,第8代総統に当選 |
1996年3月23日 | 李登輝,第9代総統に当選 |
2000年3月18日 | 陳水扁(民進党),第10代総統に当選 |
2004年5月20日 | 陳水扁,第11代総統に就任 |
2008年5月20日 | 馬英九,第12代総統に就任 |
2012年5月20日 | 馬英九,第13代総統選挙に就任 |
政治体制
1.政体
三民主義(民族独立,民権伸長,民生安定)に基づく民主共和制。五権分立(行政,立法,監察,司法,考試)
2.総統
馬英九(副総統:呉敦義)
3.議会
立法院院長:王金平
4.行政機構
行政院長:江宜樺,副院長:毛治国
5.内政
1987年7月の戒厳令解除後,政治の自由化と民主化を急速に推進。1996年3月には初の総統直接選挙を実施。2000年及び2004年の総統選では民進党公認の陳水扁が当選し,8年間民進党政権が続いたが,2008年の総統選では国民党の馬英九・蕭萬長ペアが当選し,政権を奪還した。2012年1月の総統選では,国民党公認の馬英九・呉敦義ペアが,民進党の蔡英文・蘇嘉全ペア,親民党公認の宋楚揄・林瑞雄ペアを退けて当選した。また,同日行われた立法委員選では,国民党が改選前より8議席減らしたものの,全113議席中63議席を獲得し,単独過半数を確保した。
2012年5月20日の総統就任式において,馬英九総統は,(1)経済成長を実現するための力を高める。(2)雇用を創出し,社会的公平・正義を実現する,(3)低炭素・グリーンエネルギーの環境作りを進める,(4)文化力を強化する,(5)人材の積極的な育成と登用を進める,の5点を台湾の発展を実現するための「5つの柱」とし,また,安全保障政策を巡る「鉄のトライアングル」として,(1)両岸関係の和解,(2)防衛力整備,(3)実務的外交による国際社会での活動空間の拡大,の3点を同時並行で実施・推進していく立場を表明。
対外関係
1.外交関係のある国(計22ヵ国)
- 大洋州(6ヵ国)
- ツバル,ソロモン諸島,マーシャル諸島共和国,パラオ共和国,キリバス共和国,ナウル共和国
- 欧州(1ヵ国)
- バチカン
- 中南米・カリブ(12ヵ国)
- パナマ,ドミニカ共和国,グアテマラ,エルサルバドル,パラグアイ,ホンジュラス,ハイチ,ベリーズ,セントビンセント,セントクリストファー・ネーヴィス,ニカラグア,セントルシア
- アフリカ(3ヵ国)
- スワジランド,ブルキナファソ,サントメ・プリンシペ
2.軍事力(「ミリタリーバランス 2014」による)
- (1)予算 3,070億台湾ドル(103.0億米ドル)
- (2)兵役 兵役12ヵ月
- (3)総員 約29万人(予備役 165.7万人)
-
- 陸軍 20.0万人(主力戦車565両,軽戦車625両)
- 海軍 4.5万人(海兵隊1.5万人を含む)駆逐艦・フリゲート艦26隻,潜水艦4隻
- 空軍 4.5万人,作戦機約485機(主力戦闘機,F-16A/B,F-5E/F)
経済
1.主要産業
電気・電子,鉄鋼金属,繊維,精密機械
2.GDP
5,155億米ドル(2013年,台湾行政院主計處)
3.一人当たりのGDP
20,958米ドル(2013年,台湾行政院主計處)
4.実質経済成長率
2.11%(2013年,台湾行政院主計處)
5.消費者物価上昇率
0.79%(2013年通年平均値,台湾行政院主計處)
6.失業率
4.18%(2013年通年平均値,台湾行政院主計處)
7.外貨準備高
4,168億米ドル(2013年末,台湾中央銀行)
8.貿易総額(台湾財政部統計處)
- 5,755億米ドル(2013年)
- (輸出額:3,055,輸入額:2,700,収支:+355)
9.主要貿易相手先(台湾経済部国際貿易局)
- (1)輸出(2013年):中国,香港,米国,シンガポール,日本
- (2)輸入(2013年):日本,中国,米国,韓国,サウジアラビア
10.主要貿易品目
- (1)輸出:電子電気機械,鉄鋼金属製品,精密機器,プラスチック製品
- (2)輸入:電子電気機械,原油・鉱産物,鉄鋼金属製品,化学品
11.通貨
- (新台湾ドル)(2013年月平均,台湾中央銀行)
- 1米ドル=29.77新台湾ドル
12.対外投資
- 267.1億米ドル(2013年,台湾経済部投資審議委員会)
- (対大陸投資を含む)
日台関係
1.基本的枠組み
台湾との関係は1972年の日中共同声明にあるとおりであり,非政府間の実務関係として維持されている。
2.経済関係
- (1)対台貿易(2013年,JETRO)
- (ア)貿易額
- 輸出 419億ドル
- 輸入 239億ドル
- (イ)主要品目
- 輸出 電気機器,一般機械,化学製品,金属・金属製品
- 輸入 電気機器,一般機械,化学製品,金属・金属製品
- (2)日本からの直接投資
- 4.1億米ドル(2013年,台湾経済部投資審議委員会)
3.人的往来(2013年)
- (1)日本からの訪台者数約142.2万人(台湾交通部観光局)
- (2)台湾からの訪日者数約221.1万人(JNTO)
4.在留邦人数
12,623人(2013年12月,内政部入出国及移民署)
5.日台関係民間団体(窓口機関)
- (1)日本側:公益財団法人交流協会(東京本部,台北・高雄事務所)
- (2)台湾側:亜東関係協会(台北本部,東京・大阪事務所,札幌・横浜・福岡・那覇支所)