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 バングラデシュでの日本人男性殺害事件で、中東の過激派組織「イスラム国」(IS)のバングラデシュ支部を名乗る犯行声明が3日、インターネット上に出た。真偽は不明で、地元警察は「あらゆる可能性を考えて捜査している」としている。日本人が過激派の標的になった可能性が浮上したことに、現地の邦人社会では動揺が広がっている。

 殺害されたのは、星邦男さん(66)。警察によると、首都ダッカから約300キロ離れた北西部ロングプールで牧草の栽培など農業関係の活動をしていた。3日朝に自転車三輪タクシーで移動中、オートバイに乗った複数の男に撃たれた。2011年から同国に渡航を繰り返し、直近では今年8月下旬に入国したことが確認されている。

 声明はアラビア語で「ISに対抗する十字軍連合国の国民を殺害した。イスラムの国には十字軍連合国民の命も安全もない」としている。9月28日にはダッカで援助団体のイタリア人男性が殺され、ISを名乗る似た内容の声明が出ていた。