【巨人】久保、ラスト登板1回0封 ファーム選手権でG党の「ありがとう」に涙
2015年10月4日6時0分 スポーツ報知
◆ファーム日本選手権 巨人0―2ソフトバンク(3日・サンマリンスタジアム宮崎)
ファーム日本選手権が行われ、ウエスタン覇者のソフトバンクがイースタン覇者の巨人に2―0で競り勝ち、2年ぶり3度目の優勝を飾った。最優秀選手には8回途中まで無失点と好投したソフトバンクの岩崎翔(25)が選ばれた。巨人は好機で1本が出ず20年ぶりのファーム日本一を逃した。来季の戦力構想から外れた久保裕也投手(35)が巨人でのラスト登板を果たした。
あふれる思いをこらえきれなかった。巨人でのラストゲームを終えた久保は「(ファンには)13年間、どんな時も温かく見守ってもらえて力になった。いろんな人に声をかけてもらえて、すごい幸せでした」。球場を去る際、背番号11を一目見ようと集まった大勢のG党から「ありがとう!」の大合唱が巻き起こる。すると、普段はクールな男が涙を流し、全員と抱き合った。
1点を追う7回、満を持して登板。1死から猪本に四球を与えるも無安打無失点で1イニングを封じた。「あそこで四球を出すのが僕らしいけど、今出せる力を出し切ろうと思って腕を目いっぱい振りました」。気迫のこもった魂の17球だった。
今季、1軍のマウンドに上がることはなかったが、10年には球団史上最多のシーズン79試合に登板。近年は12年に右肘を手術するなど度重なる故障に苦しんだが、その功績は色あせない。「(直球の最速が)144キロ出たし、まだ自分にも可能性が残っているという思いもある。諦めず、また新しい挑戦が始まるのかなと思って頑張りたい」。現在の体調は万全。他球団での現役続行を目指し、タフネス右腕が再スタートを切る。(中村 晃大)
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