アフガンの病院空爆、死者19人に
2015年10月04日 09:11 発信地:カブール/アフガニスタン
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【10月4日 AFP】アフガニスタン北部クンドゥズ(Kunduz)で病院が空爆され、国際医療支援団体「国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres、MSF)」の職員らが死亡した事件で、MSFは3日、死者数は19人に上ったと発表した。
空爆があったのは3日未明で、病院は炎に包まれた。MSFが公開した写真には衝撃を受け、放心状態の職員らが写っている。
MSFは、「職員12人、子ども3人を含む患者7人が死亡し、37人が負傷した」と発表し、「この爆撃は、国際人道法の重大な侵害だ」と述べている。
この病院は同地域の重要医療機関と位置付けられている。アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)が先月にクンドゥズを制圧したことを受け、北大西洋条約機構(NATO)の部隊と米軍による空爆の支援を受けたアフガニスタンの治安部隊がタリバンを一掃しようとしていた。(c)AFP