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エレベーター故意に停止 元社員を逮捕
10月3日 8時57分

エレベーター故意に停止 元社員を逮捕
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「シンドラーエレベータ」で保守点検を担当していた36歳の元社員が、茨城県内のホテルのエレベーターを故意に停止させて原因調査をさせるなど会社の業務を妨害したとして、警視庁などは威力業務妨害の疑いで元社員を逮捕しました。
逮捕されたのは、シンドラーエレベータで保守点検を担当していた東京・板橋区の李雄大容疑者(36)です。
警視庁などの調べによりますと、李容疑者はことし8月、茨城県つくば市のホテルでエレベーターを故意に停止させて、会社に原因調査をさせ業務を妨害したとして威力業務妨害の疑いが持たれています。
ことし6月から8月にかけて、東京と千葉、茨城にある集合住宅などで「シンドラーエレベータ」のエレベーターが停止して一時、住民などが閉じ込められ、会社からの刑事告訴を受けた警視庁が捜査を進め、3日午前に逮捕しました。
自宅マンションの部屋には午前8時半ごろ、警視庁の捜査員およそ10人が入り、1時間半にわたって捜索を行いました。
これまでの調べで、現場のホテルではエレベーターに乗って停止させ、一般の客を装って緊急連絡するなどしていたということです。
警視庁によりますと、調べに対し李容疑者は「間違いありません」と供述し、容疑を認めているということで、警視庁は動機やいきさつを調べています。
李容疑者は社内調査に対して、ほかにもエレベーターを停止させたことを認め、「人事に不満があった」などと話していたということです。

シンドラーエレベータ「心よりおわび」

元社員が逮捕されたことについてシンドラーエレベータは、「元社員がこのような事態を起こしたことは誠に遺憾です。お客様、関係者の皆さまに、ご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます。事故の発生直後から社員を対象としたコンプライアンス教育を行ってきましたが、さらに倫理教育を徹底していきたい」とコメントしています。

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