グーグル先生は、常に私の検索履歴をwatchしているらしく、アドセンスの広告で「まだ経理業務で疲弊しているの?」とか出てきております。
安心してください。
もう第2Qの作業は終わりました。
後は子会社から数字があがってくるのを待つばかりです。
東芝の偉い人( )が、期末3営業日前にチャレンジしろとか言ったとか、部下の人がそれを忖度して迎合したとかいろいろサラリーマン根性の悲哀を聞いております。
3営業日前じゃ、無理ですね。
不正を働かない限り、3日じゃなにもできないでしょう。
もちろん、大部分の偉い人や経理スタッフはチャレンジとか忖度とは無縁であると信じます。
しかし、まじめ一辺倒では深夜残業・休日出勤で苦しむばかりです。
決算スタッフは、季節労働者とか言われているうちはプロフェッショナルにはなれません。
伝票の記帳、補助簿への転記、サブシステムへの入力方法をちょっと工夫することで、決算集計作業が大幅に時間節約できますし、日常業務の事務も削減可能となります。
精神論ではありません。次のことを考えながら日常事務を見直してみましょう。
論点 :
日々、細かく分けて記帳している伝票や補助簿は何のために・どういう意味があって分けている?考え方:
①その分け方のルールは最終成果物である短信・有報・計算書類の開示に反映されますか?
②税務申告上、分割して集計する必要がありますか?
③管理会計上で何か数字を分ける必要がありますか?
経理・決算業務が複雑化して事務負担が過重になるのは・・・
・最終的に分けなきゃならない数字が混在して集計されている
・最終的に合算しなきゃならない数字がバラバラに散在している
この2つに尽きるのではないかと思われます。
そこで、日常業務レベルから、最終成果物(有価証券報告書や計算書類、税務申告書、管理会計・・)を意識して記帳の仕方、補助簿の記載方法、集計方法を整理することで、期末日まで伝票を入れて、あとは経過勘定を入れれば終わりというレベルまで単純化できます。*1
ここを意識すれば、グーグル先生から「まだ経理業務で疲弊しているの?」と煽られてもスルーできます。
決算は始まる前に勝負が決まります。いや、決めてしまいましょう。