米同時多発テロから14年:3000人の犠牲者に祈り

毎日新聞 2015年09月11日 20時33分(最終更新 09月12日 01時10分)

 日本人を含む約3000人が犠牲となった米同時多発テロから14年を迎えた11日、2機の旅客機に激突され倒壊したニューヨークの世界貿易センタービルの跡地「グラウンド・ゼロ」などで追悼式典が開かれた。

 跡地の追悼施設では、ハイジャックされた1機目の旅客機が突っこんだ午前8時46分(日本時間午後9時46分)に合わせて、デブラシオ市長らが黙とうした。その後、遺族は犠牲者の名前を一人づつ読み上げ、その死を悼んだ。「3機目」に激突されたワシントン近郊の国防総省、「4機目」が墜落したペンシルベニア州の現場でも式典が催された。オバマ大統領夫妻は、ホワイトハウスで祈りをささげた。

 一方、AP通信によると、フロリダ州に住む20歳の男が、ミズーリ州カンザスシティーで13日に開かれる予定の追悼式典を爆破する計画をたてた疑いで逮捕され、米国でテロの脅威が減らない一面を浮き彫りにした。【ニューヨーク支局】

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