台風18号:東京都内では19万世帯超える避難勧告

毎日新聞 2015年09月09日 21時08分(最終更新 09月09日 21時32分)

 台風18号は9日、愛知県に上陸後、中部地方を横断して石川県から日本海に抜けた。台風と前線の影響で、東海や関東甲信、東北地方を中心に大雨が降った。総務省消防庁の午後6時現在の集計(速報値)によると、静岡、愛知、東京など5都県で転倒などにより2人が重傷、10人が軽傷を負った。判明した住宅被害は、一部損壊5棟▽床上浸水1棟▽床下浸水16棟。8日から9日にかけ発令された避難指示は静岡、三重両県で最大8万7760人、避難勧告は関東、東海の8都県で最大約152万人に及んだ。

 東京都内でも大田区が9日夜、7万6089世帯15万2854人を対象に、品川区は194世帯316人にそれぞれ避難勧告を出した。八王子市は同日午後に一時、12万1897世帯26万258人に避難勧告を出し、港区は芝公園、虎ノ門、西麻布などの4448世帯7677人に避難準備情報を出した。【黒川晋史】

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