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 バングラデシュの警察当局によると、同国北部ラングプールで3日午前、日本人と見られる男性が何者かに銃で撃たれ、死亡した。警察幹部によると、男性は66歳で、現地で農業関係の活動に従事し、市内を移動中に複数の男たちに撃たれたという。現地の日本大使館が情報の確認を急いでいる。

 ラングプールは首都ダッカの北約300キロ。バングラデシュでは9月28日、ダッカ中心部でイタリア人のNGOスタッフが銃で撃たれて死亡。過激派組織「イスラム国」を名乗る犯行声明がネット上に出ており、日本大使館が在住邦人に注意を呼びかけていた。今回の事件では、現時点で犯行声明などは出ておらず、背景は分かっていない。(ニューデリー=貫洞欣寛)