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中国人の”爆買い”でコリアタウンに変化10月3日 19時22分
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中国人の観光客が大量の日本の商品を買う、いわゆる「爆買い」は、国内最大規模のコリアタウンがある東京・新宿区の新大久保周辺にも変化をもたらしています。
新大久保近くにある免税店の前には、中国の建国記念の日にあたる国慶節の大型連休中の2日、中国人観光客を乗せた大型バスが次々に到着していました。
免税店が入るビルは以前、韓国の化粧品などを売る店が入っていましたが、閉店したあとの去年10月、増加する中国人の観光客向けの免税店がオープンしました。
免税店には2日、1日でバスおよそ60台に乗った中国人の観光客が訪れ、健康食品や電化製品、それに中国人に人気の赤さんごの宝飾品などを買い求めていました。
中国では株価の下落や経済指標の悪化など、景気の先行きに懸念が強まっていますが、この免税店によりますと、来店する中国人の観光客の購買意欲は依然、堅調だということです。
新大久保周辺ではこのほか、駅前の別のビルでも閉店した韓国の焼き肉店の跡にことし5月、中国人が経営する中国料理店がオープンしていて、2日夜も中国人の観光客などの姿が見られました。
中国の浙江省杭州から観光で日本に来たという21歳男性は「日本でもたまには中国料理が食べたいと思って来ました。友人や家族から頼まれた炊飯器など20万円分の買い物をする予定です」と話していました。
また、中国料理店の曙光店長は「中国人観光客は増えていて、今月は15組の予約があります。彼らは40分で食べて買い物に出て行くので、昼に2組入る場合もあります。観光客の増加は大きなビジネスチャンスです」と話していました。
こうした変化について、各地のチャイナタウンやコリアタウンについて研究する筑波大学の山下清海教授は「韓流ブームが過ぎた影響で韓国系の店が相次いで閉店したあとに、中国など多国籍の店が増えている。場所によってはコリアタウンの中に、中国の色彩が強いチャイナタウンのような地域が出現してきている。これは日本の縮図ともいえる現象で、全国各地で中国の影響が広がっている」と指摘しています。
免税店が入るビルは以前、韓国の化粧品などを売る店が入っていましたが、閉店したあとの去年10月、増加する中国人の観光客向けの免税店がオープンしました。
免税店には2日、1日でバスおよそ60台に乗った中国人の観光客が訪れ、健康食品や電化製品、それに中国人に人気の赤さんごの宝飾品などを買い求めていました。
中国では株価の下落や経済指標の悪化など、景気の先行きに懸念が強まっていますが、この免税店によりますと、来店する中国人の観光客の購買意欲は依然、堅調だということです。
新大久保周辺ではこのほか、駅前の別のビルでも閉店した韓国の焼き肉店の跡にことし5月、中国人が経営する中国料理店がオープンしていて、2日夜も中国人の観光客などの姿が見られました。
中国の浙江省杭州から観光で日本に来たという21歳男性は「日本でもたまには中国料理が食べたいと思って来ました。友人や家族から頼まれた炊飯器など20万円分の買い物をする予定です」と話していました。
また、中国料理店の曙光店長は「中国人観光客は増えていて、今月は15組の予約があります。彼らは40分で食べて買い物に出て行くので、昼に2組入る場合もあります。観光客の増加は大きなビジネスチャンスです」と話していました。
こうした変化について、各地のチャイナタウンやコリアタウンについて研究する筑波大学の山下清海教授は「韓流ブームが過ぎた影響で韓国系の店が相次いで閉店したあとに、中国など多国籍の店が増えている。場所によってはコリアタウンの中に、中国の色彩が強いチャイナタウンのような地域が出現してきている。これは日本の縮図ともいえる現象で、全国各地で中国の影響が広がっている」と指摘しています。