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 ホンダは2日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)との提携を拡大する方向で検討していることを明らかにした。現在の燃料電池での協力関係を、ほかの技術にも広げるとみられる。自動車業界では、ライバルメーカー同士が特定の技術分野で提携する動きが強まっており、「自前主義」の傾向が強いホンダも、こうした流れを無視できなくなっている。

 ホンダは2013年、燃料電池車(FCV)の心臓部である燃料電池システムを一緒に開発することでGMと合意。この共同開発が順調に進んでいることから、更なる協力ができないかどうか協議を始めたという。

 いまのところ、具体的な提携の内容は明らかになっていない。ただ、各社が開発を急いでいる自動運転や、ホンダがあまり熱心でないディーゼルエンジンなどは対象にしない見通し。